僕は月一回バーで靴磨きをしています。
サラリーマンの方の靴を磨く機会が多いのですが、いつもどんな革靴の選び方をしているか聞くと
「革靴を1万円以内で購入して履きつぶしてまた新しいものを買う」という方が多いようです。
そんな方と話をしていると、2〜3万円くらいでオススメの革靴がないかよく聞かれます。
今回は一般サラリーマンである僕が、リアルなサラリーマン経験を踏まえた上で仕事に適した本格革靴、革靴ブランドを紹介します。
目次
【厳選】おすすめブランドを2つ!!
一般的によく知られている革靴ブランドといえば、「リーガル」や「スコッチグレイン」でしょう。
両ブランドとも良い物作りをしていると思いますが、
この記事の2〜3万円の価格帯でグッとくるデザインが見つからないという理由で今回は違うブランドをおすすめします。
ジャランスリワヤ(JALAN SRIWIJAWA)
ジャランスリワヤとは
製造国 | インドネシア |
製法 | ハンドソーンウェルテッド製法 |
価格 | 3〜3.5万円 |
公式HP | http://www.jalansriwijaya.com/ |
1919年創業。
経営者の息子ルディ・スパーマンが、靴の聖地であるイギリスのノーザンプトンで修行を積み、フランスで皮革の生産を学んだ経験を活かし、
2003年に「JALAN SRIWIJAWA」ブランドを立ち上げました。
ジャランスリワヤはデュプイ社のカーフを使うなど革質が良く、グッドイヤーウェルテッド製法よりソールの返りが柔らかいのが魅力のハンドソーンウェルテッド製法を採用しています。
この作りで3万円はとてもリーズナブルです。
ジャランスリワヤについて詳しく書いた記事はこちら。
実際に愛用しているジャランスリワヤ


セミブローグとストレートチップです。
セミグローグの方は2年使用、最初から革が柔らかく靴づれ無く履けました。
ストレートチップは会議の時や結婚式で使う用にしています。
バーウィック(Berwick)
バーウィック とは
製造国 | スペイン |
製法 | グッドイヤーウェルテッド製法 |
価格 | 2.5〜3.5万円 |
公式HP | http://berwick1707.jp/ |
1991年”Berwick 1707″のブランド誕生。当初はモカシンを中心としたラインナップだったが、1996年に100%グッドイヤーウェルテッド製法に生まれ変わりました。
スペインブランドはイギリス靴の無骨さとイタリア靴の色気のいいとこ取りをしたデザインが魅力です。
バーウィックはジョンロブやJMウエストンなど有名高級靴をモチーフにしたデザインを作っていて、デザインの豊富さがこのブランドの良さです。
実際に愛用しているバーウィック




スウェードダブルモンクはダイナイトソールで雨用として使用。
グレインレザーのダブルモンクはシボが美しく最近登場回数が多いです。
外羽根フルブローグはこれもまたシボが綺麗。
黒のダブルモンクは初めて買ったバーウィック の靴。短めのノーズでカジュアルでも使いやすい。
ビジネスシーンの靴選び3つの基準
「靴は1日履いたら2日置く」と聞いたことがあるはずです。
2日置く理由としては、足も汗をかくため乾かす時間が必要だからです。
2日置くだけで靴は長持ちします。1足を買い換えて使うよりも、複数を交互に使った方が長持ちします。
せっかく良い靴を買うならしっかりメンテナンスをして長く使って欲しいので、まずは3足揃えることをおすすめします。
革靴は様々なタイプがあるので、仕事で使いやすい革靴を3つの基準で紹介します。
スーツの色
スーツの色によって革靴の色も選ぶ必要があります。
色の組み合わせでまず問題なく使えるのは以下の通りです。
スーツの色 | 靴の色 |
ネイビー | ダークブラウン、ブラウン、ライトブラウン、ブラック |
グレー | ダークブラウン、ブラウン、ライトブラウン、ブラック |
ブラック | ブラック |
コーディネート例を紹介しましょう。
ちなみにソックスの色は、パンツか靴の同系色を選ぶといいです。
ネイビースーツ
・ダークブラウン
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・ブラウン
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・ブラック
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グレースーツ
・ブラウン
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・ブラウン
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・ブラック
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ブラックスーツ
・ブラック
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靴の種類
革靴の種類は様々あり、種類によって向き不向きのシーンがあります。
ここではビジネスシーンに適した革靴の種類を紹介します。
ビジネスに適した革靴の種類
・ストレートチップ

横一文字の切り替えがつま先に入っている靴です。
最もフォーマルに使えるタイプなので、結婚式にも最適です。
・セミブローグ、クウォーターブローグ

大まかに言うと、ストレートチップに穴飾りが付いたタイプです。
ストレートチップよりカジュアルな印象になりますが、ビジネスシーンでも問題なく使えます。
・プレーントゥ

つま先に切り返しがないタイプ。
装飾が少なく様々なシーンで使えます。外羽根だとカジュアルな印象になります。
・モンクストラップ

甲の部分にバックル留めのストラップが付いてるタイプです。
脱ぎ履きがしやすく飲み会などでもスマートに脱ぎ履きできるので、座敷で飲み会がある日に選ぶと良いでしょう。
ビジネスに不向きな革靴の種類
職種によって許容度は変わりますが、イメージしやすいところでは「銀行員」には以下の靴は不向きでしょう。
・ローファー

カジュアルな印象が強く、ビジネスシンには不向きでしょう。ローファーは「なまけもの」の意味です。
・Uチップ

ローファーと同じくカジュアルな印象が強いのでビジネスには不向きでしょう。
・スウェード素材

スウェードもカジュアルな印象が強いです。
靴底の種類
レザーソールとラバーソールと2つのタイプがあります。
レザーサールの良さは

・靴がスリムに見える
・後ろ姿が美しい
ただし、滑りやすく、雨に弱いです。
ラバーソールの良さは

・雨に強い
・疲れにくい
ただし、靴がやや無骨な雰囲気になります。
僕のソールの選び方は
仕事上良く歩くので、日常的にはラバーソールを使います。
会議など気合を入れたいときはレザーソールを使います。
また、ラバーソールのラバーも様々な種類がありますが、あまり無骨に見えないのでダイナイトソールのものをよく購入してます。
必見!!おすすめの革靴3選
以上のようにビジネスシーンで靴を選ぶ基準としては
「スーツの色」、「靴の種類」、「靴底の種類」
の3つがあります。
この基準を踏まえた上で「ジャランスリワヤ」と「バーウィック 」の中から
本格革靴デビューに最適の靴を紹介します。
ジャランスリワヤのストレートチップ



ポイント
・フォーマルで様々なシーンで使えるストレートチップ
・半カラス仕上げのレザーソールで後ろ姿もスマートでカッコイイ
1足持っておくべき靴です。結婚式でも使えるし、フォーマルな場面で活躍しています!!
品番:98317 ラスト:11120
品番:98321 同デザインのダイナイトソールバージョンはこちらです。
バーウィック のダブルモンクストラップ


ポイント
・脱ぎ履きのしやすいダブルモンクストラップ
・ネットで24,000円程で買える
・雨の日も使えるダイナイトソール
僕所有のこの靴はタフに使いすぎてクラックが入ってしまったので、今は私服用に使っています。スーツでもジャケパンでも合わせやすいのでとにかく使える靴です。ブラウンと色違いで購入もあり。
品番:1168
ジャランスリワヤのセミブローグ


ポイント
・やや華やかでオシャレな穴飾り
・疲れにくいダイナイトソール
・ソフトな「デュプイ社」のカーフレザー
ネイビースーツの時にかっこよく見えるのはやはりブラウンの靴です。
ブラウンの靴は色の経年変化も楽しめるので、1つ持っていると革靴にどんどんハマっていきますよ。
僕所有のこの靴は明るいクリームを塗っているので本来はもっと暗い色です。
品番:98441 ラスト:11120
まずこの3つを購入すれば本格革靴デビューの良いスタートが切れるでしょう!!
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