ローク・バッキンガム 靴磨き
使っている道具
使用感
リフト修理3回、ハーフラバー2回交換済み。
状態
革靴デビューの一足目だったのもあり、特に左足の小指部分に小さなヒビがいくつかできています。
履き始めの頃はデリケートクリームによる栄養補給や、油分の補給などをしていなかったので、初めからしっかり知識を集めてケアしていればよかったなと後悔してます。
クリーム
主に使ってきたアイテム
①サフィールのデリケートクリーム
②ブートブラック黒ラベルのダークブラウン
③サフィールノワールクレム1925のタバコブラウン
7年履いてきましたが、入れたクリームは主にこちらの3つ
①のデリケートクリームは栄養補給用として
②のブートブラックは6年間くらい使ってました。
ブートブラックのダークブラウンは赤みが強く、友人にもダークブラウンだったけどバーガンディっぽくなってると言われたこともあります。
③のクレムはここ1年間で使っているクリームです。
クレムのダークブラウンはチャコールグレーのような色だったので、よりブラウンっぽい?タバコブラウンを選びました。
クレムを入れ始めてから、ブートブラックの赤みが消えてきました。
また、つま先部分にクレムのネイビーを徐々に入れているので、これからもっと深みのある味のある靴になっていくと思います。
これらのクリームを細かく説明します。
①サフィールのデリケートクリーム
サフィールは
フランスのブランドで、フランスでしか見ることができなかったこのクリームが日本で入手できるようになったのは2002年ごろです。
このデリケートクリームを使った時にまず思ったことは、蜜系の香りがするところです。
こういう香りがすると勝手に革にいい気がしてきます。
デリケートクリームといえばMモウブレイのデリケートクリームが一般的ですが、
サフィールのデリケートクリームは水分だけでなく油分もしっかり入っている点が特徴的です。
ホホバオイル配合されており、それもあってか蝋分からでてくるような艶感と違う重厚な艶感があります。
水分で瑞々しさを補給して、ホホバオイルでしっかりと水分を閉じ込めてくれているので革のコンディションを整えてくれます。
その為、たくさん履いて疲れたスムースレザーのアッパーに対して、通常の乳化性クリームを入れやすくするための下地剤として用いるとこのクリームの性能が最大限に引き出されるはずです。
②ブートブラック黒ラベルのダークブラウン
ブートブラックは
日本最大手のコロンブスがサフィールの製品の取り扱いを終了したのに伴い、その後継ブランドとして満を持して自社製造に踏み切ったシリーズの基幹商品。
こちらのダークブラウンは、茶色とい言うよりも明らかにバーガンディーのような赤味を帯びたもので、購入店のスタッフにも赤っぽくなってきたなと言われたこともあります。
クリームの匂いはサフィールなどの海外製品とは違い、甘い匂いなどは無く石油っぽいといったらいいだろうか。匂いは特に意識して作ってはいない商品だと思います。
塗り心地や色の残り具合は、同社の一般的な靴クリームとほぼ同様の、特段変なクセを感じさせないもの。なお、この靴クリームにも「ディープブラウン」や「コーヒーブラウン」のような、もっと黒味掛かった茶系の色の展開が用意されています。
③サフィールノワールクレム1925のタバコブラウン
クレムは
蜜蝋ベースの基本レシピを1920年代の登場以来守り続ける、実は油性の「元祖高級靴クリーム」の最新バージョンです。
厳選した高級蜜ロウ(ビーズワックス)やカルナバワックスなどで構成されています。
栄養補給に加え、保湿効果や柔軟性を与える効果に優れ、光沢を阻害しないシアバターも配合されています。つまり、皮革に美しい光沢と、補色、栄養、保革効果を与えます。
私はクレムの磨いた後の何とも上品な艶感がたまらなく好きで、最近は他の靴もクレムばかり使ってしまいます。
クレムとブートブラックの違い
左は半年前のブートブラックのみの仕上げ
右はタバコブラウンを入れ始めて半年 最近の写真です
写真の写りがそれぞれ違いますが、明らかに左は赤みがあります。
正にブートブラックのダークブラウンの赤みでしょう。
磨き方
一般的な磨き方ですが、
ブラッシング後クリーナーで汚れと古いクリームを落として、①のデリケートクリームを指で塗り込みます。
一日放置して、③のクレムをこちらも指で塗り込み、理想は1日置いて豚毛のブラシでブラッシングします。
放置することで、クリームがしっかり革に浸透して、奥深い艶を出す事ができます。
革靴デビューの一足というのもあり、手入れを怠っていたせいか、小さいヒビが入ってしまってますが、履き降ろす前からの定期的な手入れが靴の寿命を延ばす秘訣に違いありません。
また、手入れとともに重要なことは、靴にあったシューキーパーを入れることです。
履きジワが伸びている状態を保つだけで圧倒的に持ちが変わってきます。
定期的な手入れと、シューキーパーをしっかりして、大切な靴を長く使いましょう!
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