ファマコ(FAMACO)のスエードカラーダイムリキッドを使ってスエード靴を補色してみました。
革靴、ニューバランスなどのスニーカー、パンプスなど色あせたスエード靴をお持ちの方はぜひ参考にしてください。
使ってみた感想を早速お伝えするとファマコにはこんなメリットがあり、おすすめできる補色材でした。
- 室内で簡単に補色できる
- 部分的に補色できる
- 部分的に濃くすることもできる
- 仕上がりがしっとりする
- 容器が軽くてコンパクト
では詳しくみていきましょう。
ファマコ(FAMACO)の使い方【ブラウンのスエード靴を補色してみた】
ファマコの価格や概要
タイプ | リキッド |
成分 | 記載なし |
色展開 | 10色:ブラック、ブラウン、ダークブラウン、キャメル、ネイビー、レッド、ボルドー、グレー、サンド、グリーン |
容量 | 75g |
原産国 | フランス |
価格 | 約1,000円(税抜き) |
タイプについて
スプレータイプと違い、革に直接塗り込んでいくリキッドタイプです。
成分について
成分については特に記載はありませんでしたが、補色・栄養・防水の効果があるようです。
色展開について
ブラウン系の色もサンド、キャメル、ブラウン、ダークブラウンと薄いブラウンから濃いブラウンまで揃っています。ネイビーなどの色ものもあるので豊富な色展開と言えるでしょう。
また、以下の画像のように塗り重ねることで色を濃くすることが可能です。
価格について
1,000円で販売されています。サフィールの補色スプレーは1,800円もするので比べるとリーズナブルです。
ファマコの使い方、補色の手順
最初の不安
リキッドタイプの補色材は色ムラになりやすいと聞いたことがあるので、きれいに仕上がるか不安でした。
また、塗ることで革がガサつかないかも心配な点です。
使う靴
こちらのバーウィックのブラウンスエードの靴を補色していきます。
色あせはあまりしていませんが、所々色あせている部分があり若干色ムラがあります。
【つま先部分】
【カカトの外側】
【カカトの内側】
ファマコの色
「ブラウン」を使用します。
実際にはこんな色でした。革の色よりやや薄い色です。
靴クリームと同じでやや薄い色を選ぶと色ムラになりにくいと思います。
手順
手順をまとめるとこちらです。
- 靴紐を外し、シューキーパーを入れる
- 馬毛ブラシでホコリを落とす
- 先についてるスポンジを押し付けて液体を染み込ませる
- 靴全体に塗る
- 20分自然乾燥
- 防水スプレーをかける
- 馬毛ブラシで毛並みを整える
では一つ一つみていきましょう。
【①靴紐を外し、シューキーパーを入れる】
靴全体を補色するので紐を外します。
シューキーパーを入れることで、履きジワ部分が伸びてきれいに補色できるので必ず入れましょう。
ケア用にはプラスチックでバネタイプのシューキーパーが使いやすいです。バネが持ち手になり、軽いためです。
【②馬毛ブラシでホコリを落とす】
馬毛ブラシを使って靴全体の汚れを落とします。
汚れがひどい場合は先に丸洗いをしてから補色しましょう。スエード靴の丸洗いの方法はこちらを参考にしてください。
【③先についてるスポンジを押し付けて液体を染み込ませる】
ファマコの先はスポンジがついています。このスポンジを押し付けて液体をスポンジに染み込ませます。
このように液体が染み込んだら靴に塗っていきます。
【④靴全体に塗る】
軽く押し付けながら、塗り込んでいきます。色あせが気になる部分は多めに塗りましょう。
強く押し付けると液体がポタポタ落ちるので気をつけてください。
軽くてコンパクトで握りやすいくて塗り心地が良いです。
全体に塗るとこのようになりました。2度塗り3度塗りで濃くなるようですが、今回は1度塗りです。
【⑤20分自然乾燥】
全体に塗り終えたら自然乾燥させましょう。室内で20分くらいで乾きました。
仮に補色が足りない部分があったら塗りたして再度自然乾燥させてください。
【⑥防水スプレーをかける】
汚れや雨の防止、色あせ防止として防水スプレーをかけて、外で履ける状態にしましょう。
【⑦馬毛ブラシで毛並みを整える】
馬毛ブラシで毛並みを整えたら終了です。
Before&After
しっかり、しかも簡単に補色できました。
ムラにならないか心配していましたがきれいに均一に仕上がりました。また、革はガサつかずむしろしっとり柔らかくなりました。
実際にどのように仕上がったか、補色前と補色後を比べてみましょう。
【全体】
全体的にはあまり変わりませんね。元々あまり色あせてませんから。
【つま先部分】
履きシワ部分の色あせが目立たなくなりました。2度塗り、3度塗りしたらもっと目立たなくなりそうです。
【カカトの外側】
補色されて色が均一になってますね。きれいになりました。
【カカトの内側】
ややわかりにくいですが、こちらも補色されて色が均一になってますね。
まとめ:ファマコ(FAMACO)は簡単に補色できておすすめ
最後に、実際にファマコで補色してみて感じた、メリット、デメリットをまとめてみました。
【メリット】
- 室内で簡単に補色できる
- 部分的に補色できる
- 部分的に濃くすることもできる
- 仕上がりがしっとりする
- 容器が軽くてコンパクト
簡単に補色できて、きれいにしっとり仕上がりました。
【デメリット】
- 強く押し付けると液漏れする
強く押し付けてしまうと液体がポタポタ落ちてしまうので、念のため新聞紙や汚れても良い布などの上で作業すると良いでしょう。
総じてとても使いやすい補色材でした。スエードの補色にはファマコを使ってみてください。
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