シューキーパーは革靴の形崩れや履きジワのひび割れを防止するためのマストアイテムです。
そんなシューキーパーの正しい使い方について解説します。
入れ方や入れるタイミングを正しく行うことで、靴を長くきれいに使うことができますので、ぜひ正しい使い方を実践してみてください。
シューキーパーの正しい使い方
シューキーパーをテキトーに入れてしまっていませんか?
入れる時にちょっとしたことで逆に靴が傷んでしまう場合もあります。正しく丁寧に入れるようにしましょう。
シューキーパーの入れ方
1:つま先部分を靴の中に押し込んで少し左右にねじるように入れる
ねじるように入れることでつま先や甲がしっかり収まります。
2:カカトをグッと入れ込む
この時シューキーパーが靴の履き口に当たって、履き口が傷まないように注意しましょう。
3:ボールジョイント・甲が靴に収まったことを手で触って確認する
正しい場所に収まっているか触って確認します。ズレていたらシューキーパーを入れ直しましょう。
注意点:靴を傷つけないように気をつけよう
上の「2」にも記載しましたが、シューキーパーを入れる時に靴を傷つけてしまう可能性があるので注意して入れましょう。ポイントは2つあります。
【1つ目:履き口が当たらないようにすること】
ここの部分、意識せずに入れると当たってしまいがちです。
履き口に傷がついてしまうので気をつけましょう。シューキーパーの角の削りが甘い場合は、大ダメージです。
【2つ目:カカトが極力擦れないようにすること】
全く擦れないように入れるのは難しいので、気にしすぎる必要はありませんが、特にスプリングが強いシューキーパーは極力スプリングを縮めた状態でカカトを入れ込むと良いでしょう。
シューキーパーの外し方
1:カカトの取っ手を利用して抜く
以上。この時もカカトを極力擦らないように抜くのが理想です。
シューキーパーの入れるタイミング
状況によってシューキーパーを入れるベストなタイミングが異なります。ぜひ下記のベストなタイミングを実践してくだい。
家に帰ったらすぐ入れる
「すぐ入れる派」と、「一晩置いて方入れる派」がありますが、すぐ入れてしまって構いません。
「一晩置いて方入れる派」は湿気やカビを気にしていて、「すぐ入れる派」はシワの入りを気にしていると思います。
シューキーパーを靴を履いた後すぐに入れても靴の中は乾くので、すぐに入れちゃいましょう。(ただし、シワの入り方が変わるかは正直微々たる差だと思います。)
雨に濡れた靴は乾いてから入れる
靴の中まで濡れてしまった場合はすぐにシューキーパーを入れてしまうと、靴の中が乾きにくくなりカビの原因にもなりますので注意してください!
このような手順を踏んでシューキーパーを入れるといいでしょう。
- ブラシで汚れを払う。軽くクリーナーで汚れ落としするとなお良い。
- 風通しの良いところ(屋外もしくはリビング)でキッチンペーパーなどを入れて一晩自然乾燥。濡れ方によってはキッチンペーパーを入れ替える。
- 朝起きて靴の中があらかた乾いていたらシューキーパーを入れる。
入れていなかった靴は途中から入れてもいい!
上の2つとは軸がずれますが、シューキーパーを入れてなかった靴は直ちに入れましょう!
シューキーパーを入れることで、クタっとした靴がキリッとした表情に生まれ変わります。靴の寿命も伸びるので、今すぐシューキーパーを買いましょう!
おすすめのシューキーパーはこちらの記事で紹介しています。
シューキーパーを長時間入れっぱなしにする時の注意点
長時間入れっぱなしにする時の注意点がいくつかあります。
サイズが合っていれば入れっぱなしにしてOK
基本的なことですが、入れっぱなしにする場合は靴に合ったシューキーパーを入れましょう。
合っていなければ形崩れの原因にもなりますので注意してください。
靴が濡れた状態で入れっぱなしにしないこと
上にも書きましたが靴の中が濡れてしまった場合は、靴の中が乾いた後にシューキーパーを入れることで、カビの繁殖を防ぐことができます。
私の体験談ですが、雨で濡れた靴にすぐにシューキーパーを入れて玄関に放置し、3日後くらいに履こうとしたら見事にカビが生えていたことがあります。シューキーパーのカビの臭いもなかなか取れずケアが大変でした。皆さんは私のようにならないように気をつけたください。
定期的に外して陰干しするとベスト
シューキーパーを入れている場合に限りませんが、履いていない靴は3ヶ月~せめて半年毎に陰干しをすると良いでしょう。
シューキーパーを入れて保管することが多いと思いますので、シューキーパーは一度外してシューキーパーも一緒に陰干ししましょう。
アルコールを靴の中とシューキーパーにスプレーしてから陰干するとより丁寧なケアになります。
ちなみに陰干と書きましたが、天日干しになってしまっても構いません。
最後に:シューキーパーは正しく使うと靴が長持ちする
シューキーパーの使い方について解説してきました。
シューキーパーを入れるだけで靴の長持ちになりますが、入れ方・入れるタイミングを正しく行うことでさらに靴をきれいに保つことができます。
革靴は手入れ次第で何十年も持ちますので、しっかりケアを行い大切な靴をより長く履けるようにしましょう。
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