革靴のコバの手入れはしていますか?アッパーと比べると疎かにしがちですが、コバの手入れをすることで靴の表情がグッと良くなります。
コバの手入れといえばコバインキを頭に浮かべる方が多いかと思いますが、この記事で紹介するのはワックスを使った手入れ方法です。
コバインキと比べると自然な仕上がりになるという点でおすすめの方法です。ぜひお試しください!
なぜコバインキを使わないか
コバの手入れといえば「コバインキ」ですが、ワックスを使ったケアを紹介します。
なぜ、コバインキを使わないかというと
- コバインキが垂れて服やアッパーに付いてしまう可能性があるから
- 艶と着色力が強く革の風合いがなくなるから
- ワックスで代用できるから
1:コバインキが垂れて服やアッパーに付いてしまう可能性があるから
コバインキは先端にスポンジが付いているのですが、容器のふちでインキを絞ってあげないとポタポタと落ちてしまいます。それが服の袖やアッパーに付いてしまうと悲惨です。当然慣れれば問題ないですが、そういうリスクもあります。
2:艶と着色力が強く革の風合いがなくなるから
コバインキはテカテカするんですよね。また、着色力もしっかりあるので色が均一になり人工的な風合いになると思っています。
3:ワックスで代用できるから
コバ専用の道具を買わずとも手持ちのワックスを使えば十分だと思っています。
ワックスとヤスリを使ったコバの手入れ
使う道具
- クリーナー
- デリケートクリーム
- ワックス
- 紙ヤスリ
- 布
今回新たに購入するものと言ったら「紙ヤスリ」くらいでしょう。アマゾンやホームセンターなどで購入できます。
手順
- クリーナーで汚れ落とし
- 紙ヤスリで表面を整える
- デリケートクリームで栄養補給
- ワックスで補色
- 乾拭きをして艶を出す
1:クリーナーで汚れ落とし
まずはクリーナーで汚れを落としましょう。分かりづらいですが結構汚れています。
2:紙ヤスリで表面を整える
表面は毛羽立っていたり、凸凹しているのでヤスリをしっかり掛けましょう。(写真はケア後ですみません。)
今回使うのは180番手のもの。ちなみにブリフトアッシュの長谷川さんは150番手を使っているようです。
手で触ってツルツルしてきたらOKです。
このようにヤスリを折りながら削るとやりやすいです。
3:デリケートクリームで栄養補給
乾燥しているのでしっかり水分油分を補給しましょう。デリケートクリームやリッチモイスチャーなどの無色の保湿クリームがおすすめです。クリームを入れることでワックスの乗りも良くなります。
4:ワックスで補色
仕上げにワックスで補色をします。指を使うことでワックスを溶かしながら塗ると綺麗に仕上がります。
5:乾拭きをして艶を出す
最後に布で乾拭きをして完成。テカテカした感じもなく自然な風合いに仕上がりました!
最後に
以上、ワックスとヤスリを使ったコバの手入れ方法を紹介しました。自然な風合いに仕上がるのでぜひお試しください!
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