『健康寿命は靴で決まる』(著:かじやますみこ)を読んで正しいフィッティングを学ぼう。

『健康寿命は靴で決まる』という本を読みました。

靴選びを間違えると体にいたるところに不具合が生じてしまうようです。

僕自身も足に合っていない靴を履くと腰や首が痛くなるといった症状が出ます。

靴好き、靴磨き好きの皆さんだけでなく日本中の人に読んで欲しい本です。

内容を要約すると

著者であるかじやますみこさんは交通事故にあい、股関節の手術を行いました。

事故による怪我と入院による筋力の低下もあいまって体のバランスが崩れて歩行が今まで通りにいかず、歩くと膝などの痛みがありました。そこでインソールを靴に入れたところその痛みが改善されて歩行が楽になり、これがきっかけで靴に関心を持ちました。

足にフィットした靴を履くことで足腰などの痛みも改善されるのです。しかし、日本には靴に対する間違った知識を持っている人が多いです。

幅の広い靴は足が痛くならない

柔らかくて軽い靴は歩きやすい

外反母趾にはゆったりした靴がいい

長く歩くときは大きめの靴を履く

など、これらは全て間違いです。

大きい靴や柔らかい靴を履いていると足の病気に繋がってしまいます。

日本人は靴との付き合いが浅いせいか、足病医学がなかなか発達しておらずこういった知識が一般的になっていません。

なので靴や足の知識を知った上で自分にフィットした靴を選んで人生100年時代を健康に生きていきましょう。

この本を読んで思ったこと

本当にお客さんは大きめの靴を好む

私は5年間婦人靴の販売をしてきましたが、ゆったり目を好むお客様がほとんどです。タイトフィットで選ぶ方はほんの一握りで、こちらがしっかり説明しないと購入に至りません。

お客さんは大きい靴を選ぶことのデメリットを知りません。こちらが説明しても、きつく感じる靴は歩いていると痛みがあるのではないかと不安になります。

ぴったりの靴は返品リスクが上がる

しかし、このような場面では売る側としても不安があります。返品リスクが上がるのです。

靴が大きいから返品したいというお客さんに出会ったことがありません。履いた上での返品は会社にとってダメージが大きいのです。

計測まですると人件費がかさむ

今の自分の店でお客さんの足を計測して、丁寧にフィッティングを行うとします。

人員が足りません。人をさらに雇わなくてはいけません。

お客さんの持ち合わせの知識で納得して買ってくれるのに、その意見を覆して買わない選択肢を作り、人件費もかけるとなるとビジネスとしてはかなり厳しいものになるでしょう。

正しいフィッティングとファッショントレンドの両方を提供する難しさ

特に女性の靴はファッショントレンドによるデザインの移り変わりが激しいです。

お客さんはイマドキのこの靴が欲しくてこの靴を履いておしゃれなコーディネートができるとなると、フィッティングを2の次にしてしまう傾向は少なからずあります。

また、履きつぶして来年また新鮮なデザインが欲しいというお客さんも多いです。

そうなるとトレンドとフィッティングを両立させることの難易度は上がります。

靴ビジネスの課題はたくさんあると思いますが、

この本を読んで一人でも多くの人が靴選びで健康な体を手に入れて欲しいです。

僕も自分の靴選びをもっと丁寧にしていこうと思います。

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