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磨いた靴で【国立西洋美術館】へ 日本が誇るル・コルビュジエ建築と共に

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国立西洋美術館へ。

国立西洋美術館といえば、フランス人建築家のル・コルビュジエ(1887〜1965)の建築作品であり、2016年に世界文化遺産にも登録された日本が誇る美術館です。

今回やっていた企画展は「ル・コルビュジエ展」。

ル・コルビュジエが設計した美術館の中でル・コルビュジエの作品を観れるなんて、非常に贅沢な展覧会でした。

そんな国立西洋美術館へ「磨いた靴」と、今回の展覧会にふさわしい服をコーディネートして望み見ました。

春を意識した爽やかさと、構造的なモチーフを加えたコーディネートで

「ストライプのセットアップ」(ユニクロ)と「ターゲットマークのニット」(ブルードレス)

【ストライプのセットアップ】

後に紹介するが、国立西洋美術館の特徴の一つに建物正面のピロティがあげられる。

そのピロティの柱の印象が強く、セットアップに縦方向のモチーフ「ストライプ」を持ってきました。

そして、上下のターゲットマークが組み合わさってできているニットを、構造的なモチーフとしてインナーにしてみました。

参照:http://www.city.taito.lg.jp/sekaiisan/le_3lecorbusier.html

コルビュジエはスーツを着ているイメージが強いので、スーツにネクタイで行こうかとも思いましたが、快晴で気持ちいい気温だったので全体的の爽やかな雰囲気に。

ブルードレス以外でジャケットを長らく買っていなかったんですが、リーズナブルさに惹かれてユニクロの感動ジャケットを試してみました。

細身なシルエットと、かるい着心地でこの値段だったら非常に満足できる商品。

立体的な仕立てではないので、数十万円のジャケットに慣れている方には物足りなさはあるとは思うが、5000円ほどなのでそこまでは求めるべきではないかな。

(ストライプ一つとっても奥が深いので、こういった本を読むのもいいです)

【ターゲットマークのニット】

インナーはカシミヤ混のニットを素肌に。肌触りが非常に気持ちよくて、素肌で着たくなるんです。

ブルーとレッドの配色はインパクトが強く、インナーに持ってくるのがちょうどいいです。

普段明るい色を使わない方も多いと思いますが、いろんな色に挑戦してみるのも楽しいですよ。

靴は「soffice & solid」のプレーントゥ

【soffice&solid】

ややムラ感のある素材のブラウンなので、コーディネートの雰囲気にちょうどいい。

ユニオンロイヤルとトレーディングポストのコラボブランドである「soffice&solid」はボロネーゼ製法という、マッケイとグッドイヤーのいいとこ取りのような製法。

買い始めからソールの返りがよく、靴全体が軽い。

そして、やや長めのノーズで美しいラスト。

ソールは反カラスで、確かヒドゥンチャネル。

4万円ほどでこの仕上げなので、こだわりの強い靴と言えるだろう。

ちなみに、ソックスは「Tabio」の麻混のものなので軽い雰囲気のベージュソックスである。

このコーディネートでいざ美術館へ。

なかなか美術館内に入れないトラップ

さぁ、展示を観に行こうと門を潜ると見えるオーギュスト・ロダンなどの銅像。

「地獄の門」

ロダンがフランス政府から「国立装飾美術館」の門扉の注文を受けてできた作品。

ミケランジェロの「最後の審判」、愛読書ボードレールの「悪の華」、当時多くの芸術家に敬愛されたダンテの「神曲」等から構想を得ているといいます。

数年前に見た、ミケランジェロの「最後の審判」の迫力を思い出しました。

この「地獄の門」の上部にあるものが「考える人」。

「構想を練るダンテ」とタイトルをつけようとしたが、ロダン自分自身を表しているとも言われています。

こんなロダン銅像(ブールデルの作品もある)をみて、館内に入ろう。

外から眺めてみたが、正直なところ何がどうすごいのかわからない。

今日はこの建物の建築家の展示なので、展覧会を観てからもう一度見よう。

なぜこんなに館内が心地良いと思えるのか

【1F 19世紀ホール】

この階は撮影OKでした。

「19世紀ホール」のポイントは

天井のピラミッド型の「トップライト」、2階へ繋がる「スロープ」、2階にある「バルコニー」

「トップライト」のガラス面から注ぐ光が館内を柔らかく包み込んでいて、自然な明るさが心を落ち着かせてくれました。

2階へと続く展示へ気持ちよく送り出してくれます。

【2階フロア】

2階を歩いていると、心地よさを感じました。

なぜかと思うと、「天井の高さ」がなんとも言えない心地よさを生み出していました。

天井の高さは「モデュロール」というコルビュジエが考え出した尺度システムに基づいて設計されていました。

人体寸法を黄金分割とフィボナッチ数列を用いて算出し、建築に利用することで普遍的な美を求めたとのこと。

モデュロールは理想的な男性の身長とされる182.9cmを基準としているそう。

低い天井は226cm、高い天井は495cm

低い天井は182.9cmの男性が手を上げた時の高さだそうです。

この人体を基準とした天井の高さが心地良さを生み出していました。

設計の尺度の考え方が違うだけで、空間の居心地が変わるなんて建築素人の僕には非常に驚きでした。

冗談抜きにこの天井のバランスは心地良いので、ぜひ体感して欲しいです。

このモデュロールは建物の外装にも用いられています。

先ほどのこの写真の「床」と「壁」もモデュロールだそうです。

そしてこのピロティは「近代建築の5原則」のひとつだそうで、機能主義的建築といった考え方からピロティが採用されているということでした。

展示を観たら「カフェ すいれん」で休憩

今回は時間がなくて入れませんでしたが、国立西洋美術館内にある「すいれん」というカフェでその日観たアートを振り返る時間を作りましょう。

この写真のように素敵な中庭を眺めながら食事を楽しめます。

https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13023029/

最後に

国立西洋美術館がル・コルビュジエの作品であることは知っていましたが、今回の展示でこの美術館についてたくさんの知識を得られました。

心地よく感じられ、展示作品をよく見せる空間に圧倒されました。

建物、空間の魅力を存分に感じられる美術館でした。

国立西洋美術館は常設展も豪華なので、企画展を楽しんだ後にもまだまだ見所がたくさんあります。

こちらは僕の好きなジャクソンポロックの作品です。

靴・ファッションを存分に楽しめている方は、次の楽しみとしてアートを選んでみるのも良いですよ。

靴を磨いて、お洒落して、美術館へ行こう。

【ル・コルビュジエを知るためのオススメの本】

【国立西洋美術館について】

●ホームページ

http://www.nmwa.go.jp/

●アクセス

〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
電話: 03-3828-5131 ファックス: 03-3828-5135

JR上野駅公園口より徒歩4分

●営業時間

9:30から17:30まで
金曜日は20:00まで, 土曜日は20:00まで
月曜休館

●入場料

[常設展] 一般 430円、大学生 130円、高校生以下・65歳以上・障害者手帳提示とその介護者1名 無料

企画展はイベントにより異なる

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