「シューキーパーの選び方がわからない」「どのシューキーパーが靴に合っているのかわからない」とお悩みの方にシューキーパーの選び方を解説します。
この記事を参考にして、お持ちの靴に合った・用途に合ったシューキーパーを選んでみてください。
最後に様々な靴に合うおすすめのシューキーパーもご紹介しますので、どうぞ最後までご覧ください。
シューキーパーの選び方4つのポイント
シューキーパーの選び方には以下の4つのポイントがあります。
- サイズが合っていること
- ウィズが合っていること
- カカトが合っていること
- 用途に合っていること
それぞれ詳しく説明して行きます。
1:サイズが合っていること
言わずもがなではありますが、サイズ(ここでは足長のこと)が合っていることが1つ目のポイントです。
サイズが合ったシューキーパーを選ぶためには、靴と同じサイズのものを選べば良いのですが、靴とシューキーパーが異なった国のサイズ表記の場合がありますので注意してください。特にイギリス表記とアメリカ表記は間違いやすいので気をつけましょう。
紳士靴の各国のサイズ換算表を載せました。靴によってサイズ感はまちまちなのであくまで参考程度にお使いください。
日本サイズ | 23.5 | 24.0 | 24.5 | 25.0 | 25.5 | 26.0 | 26.5 | 27.0 | 27.5 | 28.0 | 28.5 |
イギリスサイズ | 5 | 5.5 | 6 | 6.5 | 7 | 7.5 | 8 | 8.5 | 9 | 9.5 | 10 |
フレンチサイズ | 38.5 | 39 | 39.5 | 40 | 40.5 | 41 | 41.5 | 42 | 42.5 | 43 | 43.5 |
アメリカサイズ | 5.5 | 6 | 6.5 | 7 | 7.5 | 8 | 8.5 | 9 | 9.5 | 10 | 10.5 |
また、ネットで購入する場合は商品レビューを見て使いたい靴のレビューがあるか調べることをおすすめします。
シューキーパーのサイズが合っている場合とそうでない場合を見比べてみましょう。
シューキーパーのサイズが合っている場合
ツインチューブタイプのシューキーパーの場合、サイズが合っているとこのようにチューブが伸びきらず・縮みきらずの状態になります。
シューキーパーのサイズが小さい場合
シューキーパーのサイズが小さいとチューブが伸びきってしまって、縦方向にテンションがかかっていない状態になります。
こうなると甲部分もカカト部分も伸びないのでシューキーパーを入れている意味がありません。
シューキーパーのサイズが大きい場合
シューキーパーのサイズが大きい場合はチューブが縮みきっている状態になります。
こうなると靴全体に余計にテンションがかかってしまい、逆に形崩れが起こってしまうので気をつけましょう。形崩れが起きると履き心地も悪くなるので、パツパツにシューキーパーを入れてしまっている靴は今すぐにサイズを見直しましょう。
2:ウィズが合っていること
ウィズつまり横幅が合っていることが2つ目のポイントです。小指の付け根と親指の付け根のボールジョイントという部分を触って確認するといいでしょう。
ウィズが合っていることで履きジワを伸ばすことができるため、靴の寿命がグッと延びます。
シューキーパーのウィズが合っている場合とそうでない場合を見比べてみましょう。
シューキーパーのウィズが合っている場合
触ってみてピッタリ収まっている、または1~2mmくらいのゆとりがあるくらいが、ウィズが合っている状態です。
これくらいの状態だと、シワを伸ばしてくれてかつ形崩れも起こさず理想的です。
ゆとりがあってもいいの?と疑問をもつ方もいると思いますが、ほんのりゆとりがある程度であればシワはしっかり延びますし形崩れも起こしません。
シューキーパーのウィズが小さい場合
写真の靴は小指側がプカプカ余っている状態です。ウィズが小さい場合だとこのようになります。
シワの伸ばしが不十分でクラックが入ってしまう恐れがありますので注意してください。
シューキーパーのウィズが大きい場合
シューキーパーのウィズが大きいとパンパンに貼った状態になります。写真では伝わりにくいですね。。。
靴の形崩れを引き起こしたり、革が伸びてしまう恐れがあるので、パンパンになってしまうのは避けましょう。
3:カカトが合っていること
カカト(カウンター)が合っていることが3つ目のポイントです。
カカトの形が変形すると履き心地にかなり影響しますので注意が必要です。
シューキーパー選びでカカトに注目していない方が案外多いと思うので、カカトが合っていることも重要だとしっかり覚えておきましょう。
シューキーパーのカカトが合っている場合とそうでない場合を見比べてみましょう。
シューキーパーのカカトが合っている場合
このようにカカトに余りがなく、広がりもない状態が理想です。
シューキーパーのカカトが小さい場合
シューキーパーのカカトが小さい場合は履き心地に悪影響はありませんので、ちょっと小さいなと思っても許容範囲です。
シューキーパーのカカトが大きい場合
シューキーパーのカカトが大きいため、靴のカウンター(カカト部分)が広がってしまっています。
カウンターが広がってしまうとカカトが浮いてしまって履き心地が悪くなります。紐履であればまだいいのですが、ローファーだとしたら脱げやすくなってしまうので特に注意しましょう。
4:用途に合っていること
用途に合っていることが4つ目のポイントです。使う用途によってベストな物は変わってきます。
自宅用・持ち運び用・靴磨き用の3つの用途を想定しておすすめのシューキーパーを紹介します。
自宅用で使うならチューブタイプの木製シューキーパー
チューブタイプの木製シューキーパーは以下のような特徴があります。
- ホールド力が高い
- 吸湿・消臭効果がある
日常的に使うシューキーパーにとって最も重要な「ホールド力」が優れています。1~3の選び方のポイント抑えることができます。それに加えて吸湿・消臭効果もあり理想的なシューキーパーです。
また、チューブタイプの木製シューキーパーは取り扱いメーカーが多く種類が豊富なため、持っている靴に合ったシューキーパーを見つけることができます。
この記事の一番最後に失敗しにくいおすすめの木製シューキーパーを紹介しています。読み飛ばしたい方はここをクリック
旅行や持ち運び用で使うならプラスチック製シューキーパー
こちらのプラスチック製のシューキーパーは以下のような特徴があります。
- 軽い
- 安い
- 24~30cmまで対応できる
木製シューキーパーだと重たくて持ち運びには向いていませんが、こちらのプラスチック製シューキーパーはとにかく軽いです。
また、対応サイズが幅広くほとんどの靴に入れられるので、ホテルで持ち運んだ靴から履いてきた靴にサイズの心配なく入れ替えが可能です。
ただし、持ち運び用には向いていますが、ウィズが小さくホールド力は劣るので日常使いには不向きです。
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
靴磨き用で使うならバネタイプのプラスチック製シューキーパー
バネタイプのプラスチック製シューキーパーは以下のような特徴があります。
- 軽い
- バネが持ち手になる
木製シューキーパーは重たくて片手で長時間持つとしんどいので、軽いシューキーパーがおすすめです。しかもバネが持ち手になるため磨きやすいです。
ただし、バネタイプはホールド力は劣るので日常使いには不向きです。
4つのポイントを抑えてネットや店舗で選ぶおすすめの方法
シューキーパーの選び方の4つのポイントを解説しました。
次に実際にシューキーパーをどこでどのように購入するといいのか、おすすめの方法をお伝えします。
靴屋で靴を買う時と一緒に買う
靴を買う時にシューキーパーと合わせて買うといいでしょう。店員さんが靴に合ったシューキーパーを選んでくれます。
既に持っている靴用に購入したい方は次の2つをご参考に。
東急ハンズ、百貨店で合わせると確実
東急ハンズや百貨店の靴売り場では比較的豊富にシューキーパーを取り揃えています。
靴を履いていくか持って行き、店員さんに聞いて実際に靴に入れて選ぶといいでしょう。失敗のリスクなく選ぶことができます。
ネットで買うならレビューで確認し返品が簡単なアマゾンで買う
近くに東急ハンズや百貨店などシューキーパーを売っている店が少ない場合はネットで購入することになるはず。
アマゾンや楽天のレビューをチェックして選びましょう。この靴には合ったとか合わなかったとか記載があるので参考にするといいです。
また、ネットで買うならアマゾンがおすすめです。
理由は「返品が簡単だから」です。特に「出荷元:Amazon」と記載のある商品は手続きがスムーズです。
候補のシューキーパーを2サイズ購入して合わなかった方を返品するなどするといいでしょう。
最後に:失敗しにくいおすすめのシューキーパー
自宅用で使う場合のおすすめのシューキーパーが2つあります。
「サイズ」「ウィズ」「カカト」が合いやすい失敗しにくいシューキーパーです。
1つ目:コロニルのアロマティックシダーシューツリー
シングルチューブタイプの木製シューキーパーで、あらゆるタイプの靴に合います。サイズもウィズもカカトもベストではなくてもベターに合わせられます。
ツインチューブタイプと比べてリーズナブルなこともあり、私はこのシューキーパーを選ぶことが多いです。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
2つ目:サルトレカミエのEXシリーズ
サルトレカミエの短靴用のシューキーパーは100,200,300の代表的な3つの形があります。100はイギリス靴、200はイタリア靴、300は日本の靴とあらゆる靴のベストに出会えます。
素材はブナ材を使ったEX・バーチ材を使ったBHの2種類あります。EXの方がやや高価ですが経年劣化がしづらいのでおすすめです。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
以上の2つを含めたおすすめのシューキーパーを紹介しています。気になる方はこちらもご覧ください。
コメント