革靴をショートソックスや素足で履いた時に、くるぶしが当たる!痛い!靴擦れを起こした!という経験はありませんか?
私は、暖かい季節になってショートソックスで履いてみた革靴や、履き下ろしのローファーで、靴擦れを起こして水膨れや血が出てしまった経験があります。
こうなると、くるぶしの傷が治るまで同じように履けないので、思うような服装ができなかったりと辛い場面が出てきますよね。
そこでこの記事では、革靴のくるぶしが当たって痛い時の対処法を3つ紹介します。
ショートソックスで履くとくるぶしが当たる!だけどショートソックスで履きたい!そんな革靴をくるぶしが当たることなく安心して履けるようにしましょう!
革靴・ローファーのくるぶしが当たって痛い時の対処法3選
今回くるぶしが当たって困っている靴がこちら。普段はくるぶしが隠れるソックスで履いていましたが、ショートソックスで履いたところカカトが当たって血が出てしまいました。
新しい靴ではなく3年くらい履いている靴ですが、ぴったりのフィッティングだったからでしょうか。
暖かい時期になり、ショートソックスで履きたいので、3つの対処法を試しました。3つのうち1つだけではなく、組み合わせて試してみることをおすすめします。
1:カカトのインソールを入れて高さを出す
カカトに厚みを加えることで、くるぶしを当たらなくする方法です。
私は婦人靴店で働いていた時、くるぶしが当たるお客さんには専用のパッドを入れ込んでよく調整をしていました。これで当たりが改善されるケースが多いので、試してみることをおすすめします。
デメリットとして、カカトのフィット感が多少甘くなりますが、くるぶしが当たって痛い方がイヤなので、メリットの方が勝ります。また、何度か履いて慣らしてから改めてインソールを外して試してみるといいでしょう。
使う道具
サイズ展開はこちら
【S】23-24cm
【M】24.5-25cm
【L】25.5-27cm
【XL】27.5-30cm
「ペダック インソール パーフェクト」というカカトのみのインソールを使いました。
ペダックはドイツの老舗フットケアメーカーで、様々なインソールを展開しています。私はペダックのインソールは3つ目で、どれも品質が高く気にいっています。
このインソールの詳細を紹介します。
【約1cmと十分な厚み】
カカトの中心が乗る部分には1cmほどの厚みがあります。(AppleシリコンケースをつけたiPhone12proと同じくらいの厚み。)
この厚みがあれば十分くるぶしの位置を高くできます。また、高反発のクッション材なので体重がかかってもそこまで沈みません。
【表面はレザーで脱いでもダサくない】
表面には牛革が使われています。そのため革靴に入れてもダサくなりません。
新しい状態だと革の色の差が多少気になりますが、履くたびに馴染んでいくので、どんどん目立たなくなっていきます。
【くるぶしが当たる時以外の使い方】
・ヒールの高さがなくてフラットな靴
革靴に履き慣れている方で、スニーカーやドライビングシューズなどヒール高がほとんどなくフラットな靴が履き心地悪く感じることありませんか?
3cmほどのヒール高がある革靴と比べ、フラットな靴を履くと重心のバランスが崩れるため、履き心地が悪くなるんだと思います。
そんな時にこのインソールを入れると少しカカトの高さが出るので、履き心地の改善に繋がります。
・カカトが硬くて痛い靴
個人的には経験がないのですが、カカトが硬くてクッション性が欲しいなと思う時にはこのインソールをいれると改善できそうです。
インソールを入れた結果
見た目では微々たる差に見えますが、インソールを入れることでくるぶしが当たらなくなりました!
インソールなしだと完全に靴の上にくるぶしが乗っている状態。インソールを入れると乗らなくなり当たっている感覚はなくなりました。
くるぶしの乗り具合、あたり具合にも寄りますが、レビューを見る限り多くの方がこのインソールで解決できているようです!ぜひお試しください!
補足!くるぶしが当たるかつ靴全体がゆるい場合
くるぶしが当たって痛いのに加え、靴全体が大きい場合はアーチサポートタイプのフルインソールを入れましょう。
「サフィール アナトミックインソール」はインソールの中でも厚めで、かかとの高さもあります。
革靴のインソールについてはこちらをご覧ください。
2:当たる部分をほぐす
当たる部分をほぐして柔らかくする方法です。新しい靴で革があまり馴染んでいない場合に効果的です。
使う道具
「M.モゥブレィ デリケートクリーム」を使いました。
シューケアの長定番アイテムなので持っている方も多いと思います。革靴のあらゆる部分に使え、財布など革製品全般に使える栄養クリームなので、持っていない方は手に入れておくと便利です。
手順
- デリケートクリームをくるぶしの当たる部分にたっぷり塗る
- 指で揉んでほぐす
【1:デリケートクリームをくるぶしの当たる部分にたっぷり塗る】
指でクリームをすくって、くるぶし部分を中心にやや広い範囲に塗り込んでいきます。革の外側も内側も両方塗りましょう。
【2:指で揉んでほぐす】
クリームを塗ったら指で揉みほぐします。クリームを塗る範囲を広くすることで揉みほぐす時のシワが軽減されます。
クリームでほぐした結果
当たりは柔らかくなったかなと思います。今回の靴は履き慣れている靴ではあるので、新しい靴であればより改善を実感できると思います。
ただし「1:カカトのインソールを入れて高さを出す」と比べると効果は薄いので、カカトのインソールと合わせて行うのがおすすめです。
3:ロングソックスを履いて慣らす
柔らかくするといった意味では「2:当たる部分をほぐす」と同じです。
今回の靴は元々ロングソックスで履いていた靴ですが、新しい靴であまり革が馴染んでいないのであれば、まずはロングソックスを履いて、履き慣らすといいでしょう。自然とくるぶし部分が柔らかくなります。
まとめ:革靴のくるぶしが当たる時はカカトのインソール+ほぐし
- カカトのインソールを入れて高さを出す
- 当たる部分をほぐす
- ソックスを履いて慣らす
以上の3つの対処法を紹介しました。
カカトのインソールを入れるのが最も効果的ですが、補助的にクリームを塗ってほぐしたり、革が馴染むまではロングソックスで履くのがおすすめです。
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