サフィールの馬毛ブラシ「ポリッシャーホースヘアブラシ」を5年以上使用してきた感想・レビューをお伝えします。
ポリッシャーホースヘアブラシの購入を検討している方、馬毛ブラシをお探しの方はぜひ最後までご覧ください。
はじめにポリッシャーホースヘアブラシの「特徴」と「どんな方におすすめか」をお伝えします。
大きな特徴はこの2つです。
- 毛の密度が高くコシが強い
- 毛が短め
こんな方におすすめの馬毛ブラシです。
- コードヴァンなどデリケートレザーのクリーム塗布後のブラッシング用に使いたい方
- スウェード素材のホコリ落としに使いたい方
通常のホコリ落とし用で探している方は、もう少し毛が柔らかく同価格帯の「コロンブスのジャーマンブラシ2」がおすすめです。以下の記事をご覧ください。

ポリッシャーホースヘアブラシを詳しく見ていきます。
サフィールの馬毛ブラシ「ポリッシャーホースヘアブラシ」をレビュー

サフィールの馬毛ブラシのスペックや価格
ブランド | サフィール |
---|---|
原産国 | フランス |
製法 | 機械植え |
色展開(毛の色) | ブラック、ホワイト |
価格(税抜き) | 2,000円 |
素材:持ち手 | ブナ材 |
素材:毛 | 馬 |
★毛の長さ | 2.2cm |
★持ち手のサイズ | 縦:13.5cm、横:5.5cm |
★持ち手の面積 | 約58cm2 |
★毛の密度 | |
★毛全体の硬さ | |
★ブラシの重さ | 117.9g |
サフィールの馬毛ブラシの口コミ
口コミを見ると評価は高いです。
以下のような口コミがありました。
手頃なサイズと柔らかさ
革靴の日常のお手入れにとても便利です。サイズもちょうど良く、しっかりグリップしたままブラッシングができます。
良いブラシは汚れの落ちが違います
安物ブラシばかり使ってましたが、ちょっと奮発してホースヘアのブラシを購入。
ブラシの毛がしなやかでいながら強く、ヘアの密度も高いので、靴の汚れ落としにはぴったりです。
毎日、帰宅時にその日の汚れを落とすのに使用しています。
これもなかなか良さそう
ビジネスシューズばかりだったのに、何を間違ったのかブランドものの高価なドレスシューズを買った。
さて、買ったはいいがどうメンテすれば良いのやら。ネットでいろいろと調査を開始。特に、口コミを重視。結果、SaphirNoirのクレムやブラシなど一揃えに行き当たった。
マウスでポチッとして即入手。速攻で磨き作業に入る。大切に、大切に磨く。これも口コミにあったように、クリームを手でのばして・・・。磨きは当然、このブラシ。見事に、上品でツヤのある輝きが手にした靴に。
使い始めたばかりだが、靴磨きが趣味になりそう。
サフィールの馬毛ブラシの特徴
①シャープでかっこいいデザイン

真ん中に小さめにロゴがあるだけのシャープなデザインです。
サフィールはフランスのシューケアブランドだけあって、おしゃれなブランドイメージがありますが、この馬毛ブラシもおしゃれな雰囲気がありますね。
毛の色がホワイトとブラックの2色展開ですが、こちらはホワイトです。
②コンパクトかつ持ちやすい形状

全長は13.5cmでiPhone7とほぼ同じ大きさ。真ん中のコロニルの馬毛ブラシは全長17cm。
形状は小判型と言うかレモン型。
同価格帯の馬毛ブラシは真ん中のコロニルのように長方形型がほとんどです。
他の馬毛ブラシと比べるとコンパクトで、手が小さい方にも使いやすいと思います。
③毛の密度が高くコシが強い

密度が高く、コシが強いためクリーム塗布後のブラッシングにも向いています。
つまり豚毛ブラシの替わりに使用できます。
アマゾンの商品説明にもこのように記載がありました。
クリーム塗布後の磨きこみには、通常は豚毛ブラシを使用することが多いのですが、デリケートな素材(コードヴァン、ベビーカーフ、シープスキン、ラムなど)には毛量が多くハリがある馬毛ブラシは安心して使用ができます。
クリーム塗布後のブラッシングには通常、毛が硬い豚毛ブラシを使用しますが、豚毛では心配なデリケートな素材に使って欲しいようです。
婦人靴のデリケート素材の代表格はシープスキン、紳士靴ではコードヴァンですかね。
また、このコシの強さはスウェード素材のホコリ落としにも最適です。
スウェード用のブラシは「金ブラシ」「豚毛ブラシ」「馬毛ブラシ」と選択肢が広いのですが、それぞれ以下のようにメリットデメリットがあります。
金ブラシ
汚れをしっかり掻き出してくれるが、スウェードの毛抜けが多くダメージが大きい。
豚毛ブラシ
汚れをしっかり掻き出してくれるが、スウェードの毛抜けが多い(金ブラシよりはマシ)。
馬毛ブラシ
スウェードの毛抜けやダメージは少ないが、汚れを掻き出す力が弱い。
メリットデメリットを踏まえると、豚毛ブラシと馬毛ブラシの間くらいの硬さのブラシがスウェード用には使いやすいことになります。
まさに、ポリッシャーホースヘアブラシは豚毛ブラシと馬毛ブラシの間くらいの硬さで、 スウェード用にぴったりです。
こちらの動画でコシのある毛の質感がわかります。
持ち手の形状の話に戻りますが、
コンパクトな形状にした理由は「豚毛ブラシと同様の持ち方ができるから」かもしれません。
馬毛と豚毛の持ち方の比較です↓
馬毛ブラシ(ホコリ後し用)は手首が稼働しやすいように指先でつかむ感じ。

豚毛ブラシ(クリーム塗布後用)は力を入れるために手全体でつかむ感じ。
(長方形型だと持ちにくいです。)

サフィールの馬毛ブラシのデメリット
毛が短いためコバ部分のブラッシングがしにくい

コシが強い理由にもなりますが、毛が2.2cmと短めです。(上で出てきたコロニルは2.7cm)
そのためコバ部分などの深い部分のブラッシングはしにくいです。
サフィールの馬毛ブラシの使用方法
特徴やデメリットなど紹介しましたが、使用方法をあらためてまとめておきます。
スウェードのホコリ落とし
スムースレザーにも使えますが、スウェードのホコリ落としに向いています。
クリーム塗布後のブラッシング
クリームを塗布した後の仕上げのブラッシングに使用できます。
特にコードヴァンなどのデリケートレザーに向いています。
(ブラシはクリームの色別に購入することをおすすめします。)
結論:スウェード用、クリーム塗布後のブラッシング向き
振り返ってみると、ポリッシャーホースヘアブラシは以下の2つの大きな特徴があります。
- 毛の密度が高くコシが強い
- 毛が短め
その特徴を踏まえると
- コードヴァンなどデリケートレザーのクリーム塗布後のブラッシング用に使いたい方
- スウェード素材のホコリ落としに使いたい方
こんな方におすすめの馬毛ブラシです。
もう少し毛が柔らかい通常の馬毛ブラシをお探しの方は「コロンブスのジャーマンブラシ2」がおすすめです。
以下の記事をご覧ください。


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