革靴の修理に出すタイミングをご紹介します。
修理に出すベストなタイミングを逃してしまうと、修理代金が余計にかかってしまうこともあります。
でも代金うんぬんより、見た目がカッコ悪くなってしまいます!
修理をすべきタイミングを知り、靴磨きをする時など気づくようにしましょう。
トップリフトの修理に出すタイミング
トップリフト(カカトのゴムの部分)がすり減り、革の部分に到達する手前
革の部分まですり減ってしまうと摩耗感が出て後ろ姿がかっこ悪いです。
仮に、革の部分まで到達してしまっても、その部分も素材を当ててくれるので修理は可能です。
ちなみにかっこ悪いアウトラインはこれくらいです。革の部分が見事に削れています。。。
こうなる前に修理に出しましょう。
トップリフトの減りをチェックするには
・靴を履く時にチェックする
靴べらを使って靴を履き、しっかり靴紐を締める余裕があるとトップリフトの減りにも気づけます。
また余裕を持った行動は紳士的でかっこいいです。
・靴磨きをする時にチェックする
家に帰る時にブラッシングをする時。休日に靴磨きをする時にチェックしましょう。
このように靴のケアをするルーティーンを身に着けることで靴のコンディションを把握できます。
ハーフラバーやハーフレザーの修理に出すタイミング
アウトソールに穴が空いてしまった時、空く手前
アウトソールがすり減っていくと、どんどん薄くなり穴が空きます。
穴が開くと中底であるコルクの部分に到達します。
このまま履き続けると、コルクがどんどんすり減り靴のダメージが大きくなります。
もちろん、濡れた地面を歩くと靴の中が濡れるので靴によくないです。
こうなる前に修理に持っていきましょう。
ソールに穴が開いたことに気付きながら履いていたら、どんどんコルクが取れていって歩くと足裏の衝撃が強くなり、地面が濡れているところを歩くとすぐに靴の中に浸水しました。
ここまでくると修理に出すのもめんどくさくなり、その靴のケアがおろそかになっていき、至る所に修理が必要な状態に。。
然るべきタイミングで修理に出していたら、今も現役で履けていたと思うと残念です。
ソールの減りをチェックするには
・ソールを指で押して薄くなっていないかチェックする
薄くなっていると柔らかくなっていて若干沈みます。触って硬かったらまだ修理に出さなくて大丈夫です。
・歩いているとソールに違和感がある
アウトソールと中底が離れているような感じがします。一度わかると足裏で感じ取れるようになります。
ダイナイトソールなどのラバーソールは?
ハーフラバーやハーフレザーの修理は難しくオールソールを勧められます。
修理のタイミングはレザーソールと同じです。
これくらいペコってなったら修理のタイミングかと。
強く押すと凹む
レザーソールを長持ちさせるには
修理をするとお金もかかるし、靴へのダメージが少なからず増えてしまいます。
レザーソールはケア次第ですり減りにくくすることができますので、ケアをして長持ちさせましょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
最後に
トップリフトとハーフラバーの修理のタイミングをご紹介しました。
タイミングをチェックする方法で一番大事なのは「家に帰ったら履いた靴にブラッシングをすること」だと思います。
このたった10秒のケアだけで革のツヤを保つことができ、靴のコンディションを把握できます。
一人でも多くの人がシューケアの意識を持ち、足元が綺麗な人が増えていくことを望んでいます。
コメント