この記事を見る方はクレム1925をすでに持っている方が多いと思います。
クレム1925の「ニュートラル(無色)」は油性のクリームという理由もあり、何かと使えるクリームなので、購入を悩んでいる方はまずは使い方を知って欲しいです。
実際に私も使用頻度が高く、靴クリーム類の減りの速さは「1位デリケートクリーム」「2位クレムニュートラル」です。
それでは使い方を見ていきましょう。
クレム1925 ニュートラルの使い方
①保湿、ツヤ出し
一般的な靴クリームの使い方と同じで、アッパーに塗って保湿やツヤを出すために使用します。
クレムはロウ分が多い為、乳化性クリームと比べてツヤがしっかり出てくれるのが特徴です。
ケアにおすすめの革は?
- グリーンなどの特殊な色の革
- ライトブラウンなどの淡い色の革
- ムラのある革
ニュートラルは元の革の色を保ちたい場合に使用します。
そのため、上であげたような「グリーンなどの特殊な色の革」「ライトブラウンなどの淡い色の革」「ムラのある革」に使うことをお勧めします。
使い初めはニュートラルで磨いて、傷や汚れが目立つようになった時や色が少しあせてきた時に色付きクリームを使うといいでしょう。
使い方の手順
- 馬毛ブラシでホコリを落とす
- クリーナーを布に取り、汚れや古いクリームを落とす
- クレム1925ニュートラルを塗る
- 豚毛ブラシでブラッシング
- ネル布で乾拭き
このように通常の靴磨きと同じ手順で行ってください。
②ワックス落とし
ワックス(鏡面)を落とすために便利です。
鏡面磨きをした後にワックスをなかなか綺麗に落とせない経験がある人は多いと思います。
ステインリムーバーやツーフェイスローションなどのクリーナーではほとんど落とせないですし、
リグロインを使う方もいますが、かなり強い溶剤なので使い方に注意しないと革を痛めてしまいます。
しかし、クレム1925ニュートラルを使うと革を痛めるリスクが少なく、比較的簡単にワックスを落とせます。
クレムで落とせる理由としては、ワックスの主成分であるロウ分が多く、ロウがロウを溶かしてくれるからだと思います。
となると無色のワックスでもいいのでは?と思う方もいると思いますが、ワックスでも落とすことはできますが、クレムの方が柔らかいので断然使いやすいです。
クレム1925ニュートラルでワックスを落とす手順・コツを説明していきます。
使い方の手順
- 馬毛ブラシでホコリを落とす
- ネル布にクレムを取りワックスを落とす(溶かす)
※鏡面磨きをする時のように円を描くように落としていく - ツーフェイスローションで溶かしたワックスとクレムを拭き取る
写真付きご説明していきます。
【①馬毛ブラシでホコリを落とす】
馬毛ブラシで表面に付着した汚れを取り除いていきます。
【②ネル布にクレムを取りワックスを落とす(溶かす)】
ネル布を指に巻いてクレム1925ニュートラルを付けます。
クリームを取る量は、磨く時にクリームを取る時よりも多めに取ります。
鏡面磨きをするときのように、優しく円を描くように鏡面の表面を拭いていきます。
これを2~3回ほど繰り返すことで、鏡面を溶かすことができます。
1回目ではこれくらい落とせました。
3回やるとだいぶ落とせました。毛穴が見えてきたのでこれくらいで終わらせます。
【③ツーフェイスローションで溶かしたワックスとクレムを拭き取る】
②で溶かしたワックス(鏡面)をツーフェイスローションなどのクリーナーで取り除きます。
これで鏡面のために使用したワックスを綺麗に取り除けました。
Before & After
Beforeはワックスで毛穴が見えませんが、Afterではワックスが落ち毛穴が見えるようになりました。
作業時間は3分くらい。かなり簡単に落とせるのでクレム1925ニュートラルを使うのはおすすめです。
クレム1925 ニュートラルを使う時の注意点
バッグや財布には不向き
ロウ分が多いので、バッグや財布に塗るとべたつくので向いていません。
バッグや財布にはデリケートクリームなどのロウ分の少ないクリームを使いましょう。
最後に
クレム1925ニュートラルは「保湿、保革」はもちろん「ワックス落とし」にも使えるので便利なクリームです。
ワックス落としに困っている方、ワックス落としの方法が定まっていない方は是非使ってみてください。
クレム1925について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
靴クリームのおすすめ記事も紹介しておきます。
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