マーケン ディプロマット シダーシューツリーを2モデル購入しました。
それぞれのモデルの違いをご紹介します。
また、ディプロマットと同価格かつ同素材のスレイプニルと比較してみました。
結論を行ってしまうと、ディプロマットよりもスレイプニルの方がおすすめできるシューキーパーでした。
詳しく説明していますので、ぜひ最後までご覧ください。
マーケン ディプロマット シダーシューツリーをレビュー【スレイプニルと比較】
ディプロマット シダーシューツリーの価格やサイズ展開
ブランド | マーケン |
---|---|
販売会社 | 株式会社エス・アイザックス商会 |
素材 | アロマティックシダー(米製) |
タイプ | ツインチューブ |
生産国 | 中国 |
価格(税抜き) | 約5,000円 |
サイズ展開 | 5サイズ 39(23.5cm)~43(27.5cm) |
ディプロマット シダーシューツリーはアメリカのマーケン社が生産を手掛けるシューツリーブランドです。
北米にのみ生息するアロマティックシダーを原料にしているのが大きな特徴の一つです。
ディプロマットとヨーロピアンを比較
ディプロマット シダーシューツリーには通常モデル(以下ディプロマット)とヨーロピアンモデル(以下ヨーロピアン)があります。
それぞれ以下のような特徴があります。
モデル | つま先 | 甲 | かかと | 相性のいい靴のタイプ | 相性のいいブランド例 |
---|---|---|---|---|---|
ディプロマット | やや丸い | 高め | 大きめ | イギリス、アメリカ、日本などのつま先が丸く甲がウィズがしっかりある靴 | トリッカーズ、チャーチ、チーニー、クロケット&ジョーンズ、エドワードグリーン、ローク、オールデン、アレンエドモンズ、リーガル、スコッチグレイン、ジャランスリワヤ、バーウィック、パラブーツ など |
ヨーロピアン | やや長め | 低め | 小さめ | イタリアなどのノーズが長くすっきりとしたタイプの靴 | サントーニ、ベルルッティ、マグナーニ、ステファノブランキーニなど |
つま先
ヨーロピアンの方がノーズがやや長めです。
甲
ヨーロピアンの方が一の甲、二の甲ともに低いです。
かかと
ディプロマットはどっしりとしていますが、ヨーロピアンは細くなっています。
以上のように、それぞれのモデルの形状の違いがあることがわかりました。
次の章では、スレイプニルのシューツリーと比較してみていきます。
ディプロマットとスレイプニルトラディショナルモデルを比較
スレイプニルはサフィールの取り扱いなどで有名な「ルボウ」が展開するシューツリーブランドです。
ディプロマットもスレイプニルもいずれも「価格は5,000円~6,000円ほど」「素材はアロマティックシダー」です。
またディプロマットとスレイプニルトラディショナルモデルは非常に似た形をしています。
それぞれどのような違いがあるのか気になったので、比較してみました。
サイズ展開
ディプロマット:5サイズ展開(39~43)
スレイプニルトラディショナルモデル:7サイズ展開(38~44)
スレイプニルトラディショナルモデルの方がサイズ展開が豊富です。
先端の形
スレイプニルトラディショナルモデルの方がボール部がはっきりと盛り上がっていてメリハリがあります。
また、ボール部の内側から外側に向けた角度がスレイプニルの方が急で、より靴の形に沿った作りになっています。
甲の形
スレイプニルの方が甲の立ち上がりが急になっていてメリハリがありますね。
イギリス靴のLOAKE1880バーミンガムに入れて比べてみました。
スレイプニルの方が、靴の甲の位置を正確に捉えていますね。
つまり、甲においてもスレイプニルトラディショナルモデルの方が靴に沿った形になっています。
かかとの形
スレイプニルトラディショナルモデルの方が細めの形になっています。
わずかな違いですが、かかとが細いスレイプニルの方が靴の形崩れのリスクが少ないと思います。
スレイプニルトラディショナルモデルの方が靴に沿った形状
「先端の形」、「甲の形」、「かかとの形」全てにおいて、ディプロマットよりもスレイプニルトラディショナルモデルの方が靴の形状に近かったです。
価格は変わらないので、スレイプニルトラディショナルモデルの方がおすすめできます。
ディプロマットヨーロピアンとスレイプニルヨーロピアンモデルを比較
ヨーロピアンのタイプもいずれも「価格は5,000円〜6,000円ほど」「素材はアロマティックシダー」です。
ヨーロピアンと名乗っている両者はどんな違いがあるのか見ていきましょう。
サイズ展開
ディプロマットヨーロピアン:5サイズ展開(39~43)
スレイプニルヨーロピアンモデル:5サイズ展開(S~LL)
サイズ展開は同じです。
先端の形
スレイプニルヨーロピアンモデルの方が先端が細く長めです。また、つま先が上に反り上がった形状。
同じヨーロピアンと名乗っていますが、形状はかなり違いますね。
トラディショナルモデルと同じく、ボール部の内側から外側に向けた角度がスレイプニルの方が急で、より靴の形に沿った作りになっています。
甲の形
スレイプニルヨーロピアンモデルの方がつま先から甲の立ち上がりが急で、より高い位置まであります。
Soffice&Solidに入れてみました。
ディプロマットヨーロピアンも靴にあっていましたが、スレイプニルヨーロピアンモデルの方が甲の高いところまでホールドしてくれました。
また、甲から裏にかけて通気口があるため靴の湿気を逃しやすい仕掛けがありました。
かかとの形
スレイプニルヨーロピアンモデルの方が細めの形になっています。
スレイプニルヨーロピアンモデルの方がメリハリがある形状、通気口もある
「先端の形」、「甲の形」、「かかとの形」全てにおいて、ディプロマットヨーロピアンよりもスレイプニルヨーロピアンモデルの方がメリハリがある形状でした。
この2つに関しては、つま先の長さがかなり違うので、それぞれにあった靴がありそうです。
ですが、スレイプニルヨーロピアンモデルの方が靴に沿った形状だと思います。
結論:同価格帯ならディプロマットよりスレイプニルの方がいい
同価格帯のディプロマットとスレイプニルの各モデルを比較しました。
「スレイプニル」の方がより靴に沿った形状をしていることがわかりました。
靴に沿った形状の方が靴の形崩れのリスクを防げますし、多くの靴に合わせられるためおすすめできます。
また、スレイプニルトラディショナルモデルはサイズ展開が豊富で足が小さい方や大きい方にも選びやすいです。
ディプロマットを検討していた方は、スレイプニルも検討してみてください。
スレイプニルに関してもっと詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。
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