スニーカーにおすすめのシューキーパーを3つ紹介します。
スニーカーにはシューキーパーを入れなくてもいいと思っている方もいると思いますが、どんな靴に対しても型崩れを防いでくれため、大切に長く履きたいスニーカーにはシューキーパーを入れることをおすすめします。
今回おすすめするシューキーパーはプラスチック製と木製の計3つです。後半にはシューキーパーの使い方についてや、シューキーパーに関する疑問についても書いています。
では、詳しくみていきましょう。
スニーカーにおすすめのシューキーパー3つを厳選
紹介するのはこちらの3つです。600円〜3,500円の比較的リーズナブルなシューキーパーを選びました。
商品 | 商品名 | こんな方におすすめ | シワ伸ばし | 甲のホールド | 木型の汎用性 | 吸湿性 | 素材 | タイプ | 価格(税抜き) |
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コロニル アロマティックシダーシューツリー | どの靴にも合う汎用性の高い木製シューキーパーが欲しい方 | あり | アロマティックシダー | シングルチューブ | 約3,500円 | ||||
ライフバリュー レッドシダーシューキーパー | 甲のホールドもしっかりしている本格シューキーパーが欲しい方 | あり | レッドシダー | ツインチューブ | 約2,200円 | ||||
アイリスオーヤマ シューキーパー | とにかく安いシューキーパーが欲しい方 | なし | プラスチック | 穴の位置で調整 | 約600円(2個) |
【補足:バネタイプはおすすめできません!】
- テンションが強い
- 横軸のテンションがない
- 斜め上方向にテンションがかかる
以上のように、バネタイプのシューキーパーはテンションのかかり方にデメリットがあるため、靴の型崩れのリスクがあります。
また、不自然なテンションのかかり方によって底剥がれのケースもあるようです。接着剤で底付けしているスニーカーがほとんどなので注意しましょう。
【木製】コロニルのアロマティックシダーシューツリー
どの靴にも合う汎用性の高い木製シューキーパーが欲しい方におすすめ!
シワ伸ばし | |
甲のホールド | |
木型の汎用性 | |
吸湿性 | あり |
サイズ展開 | S(24~25.5cm) M(26~27cm) L(27.5~30cm) |
タイプ | シングルチューブ |
素材 | アロマティックシダー(芳香西洋杉) |
原産国 | 中国 |
価格(税抜き) | 約3,500円 |
メリット・デメリット
- 木製で吸湿・消臭効果も期待できる
- ホールド力が高く履きジワをしっかり伸ばしてくれる
- どの靴にも合う汎用性の高い形状
- 甲のホールド力が少ない
【◯木製で吸湿・消臭効果も期待できる】
木製シューキーパーは吸湿効果があります。特にニス塗りがないこちらのシューキーパーは吸湿効果に優れています。
アッパーがメッシュ素材など通気性がいい素材でない限り、履いているとどうしても靴の中が蒸れてしまいます。また、革靴同様にスニーカーも連日履くのは避けた方が靴にはいいのですが、連日使ってしまう場面はあると思います。
そこで、木製シューキーパーを入れておくと吸湿をしてくれますので次の日も快適に履くことができます。
さらには消臭効果もあるため、汗をかきやすいシーズンにも木製シューキーパーがおすすめです。特にこのシューキーパーはアロマティックシダーを使っていてシダーのいい香りがします。
【◯ホールド力が高く履きジワをしっかり伸ばしてくれる】
靴の横幅に合わせてスプリングが伸縮してくれるため、履きジワをしっかり伸ばしてくれます。
シューキーパーを入れる大きな目的の一つとして「履きジワからのひび割れ防止」があります。
レザースニーカーであれば特に気にするべきポイントですので、スプリングで横に伸ばしてくれる木製シューキーパーがおすすめです。
【◯どの靴にも合う汎用性の高い形状】
甲が高くないためどんな靴にも入り、センタースプリットのタイプなので様々な靴にフィットしてくれます。
【×甲のホールド力が少ない】
つま先部分のパーツが短く、甲の高い部分までは伸ばしてくれません。
だからこそ、どの靴にでも合う汎用性の高さがあるのでメリットでもありデメリットでもあります。
スニーカーに入れてみた
コロニルのシューキーパーを入れた状態と、入れていない状態を比較しました。
【全体】
つま先の反り返りが解消されていて、全体的にピンと張った状態になりました。
【履きジワ】
入れていない状態だと履きジワが目立ちますが、シューキーパーを入れることで目立たなくなりました。ひび割れずに長く使えそうです。
【甲】
甲の高い部分まではカバーできていません。
【カカト】
シューキーパーがカカトに沿って形を整えてくれています。カカトを広げることもなく理想的です。
【ボールジョイント】
ボールジョイント(親指と小指の付け根部分)までシューキーパーが収まっています。縦方向だけでなく、横方向にもアジャストしてくれます。
以上のように、コロニルは甲のホールドは弱いものの、靴全体にアジャストしてくれるシューキーパーでした。さらには吸湿・消臭効果も期待できます。木製でどの靴にでも合うシューキーパーが欲しい方におすすめです。
【木製】ライフバリューのレッドシダーシューキーパー
吸湿性があり、甲のホールドもしっかりしているシューキーパーが欲しい方におすすめ!
シワ伸ばし | |
甲のホールド | |
木型の汎用性 | |
吸湿性 | あり |
サイズ展開 | M(40/41) L(44/45) |
タイプ | ツインチューブ |
素材 | レッドシダー |
原産国 | 中国 |
価格(税抜き) | 約2,200円 |
メリット・デメリット
- 木製で吸湿・消臭効果も期待できる
- 甲のホールド力に優れている
- 甲が低い靴には合わないこともある
【◯木製で吸湿・消臭効果も期待できる】
コロニルのシューキーパーと同様にニス塗りのないレッドシダーを使っているので、吸湿効果・消臭効果があります。
【◯甲のホールド力に優れている】
甲の部分までパーツがあるため、甲のホールド力も期待できます。コロニルのシューキーパーとの大きな違いです。
【×甲が低い靴には合わないこともある】
甲の部分までパーツがあるため、甲のホールド力は期待できるのですが、反対に甲の低い靴には入りにくい場合があります。
スニーカーに入れてみた
ライフバリューのシューキーパーを入れた状態と、入れていない状態を比較しました。
【全体】
つま先の反り返りが解消されていて、全体的にピンと張った状態になりました。
【履きジワ】
シューキーパーを入れることで履きジワが目立たなくなりました。
【甲】
甲の部分までパーツがあるので、甲のホールド力も期待できます。
【カカト】
カカトもしっかりとホールドしてくれます。このシューキーパーは革靴に使用するとややカカトが大きい場合があるのですが、スニーカーなら特に問題ないです。
【ボールジョイント】
コロニルのシューキーパーよりはフィット感が弱いのですが、しっかりと伸ばしてくれています。
以上のように、甲までしっかりホールドしてくれる本格的なシューキーパーです。吸湿効果・消臭効果・靴全体のホールド力が期待できる木製のシューキーパーが欲しい方におすすめです。
【プラスチック製】アイリスオーヤマのシューキーパー
できるだけ安いものが欲しい方におすすめ!
シワ伸ばし | |
甲のホールド | |
木型の汎用性 | |
吸湿性 | なし |
サイズ展開 | 1サイズ(24cm~30cm対応) |
タイプ | 穴の位置で調整 |
素材 | プラスチック |
原産国 | おそらく中国製 |
価格(税抜き) | 約600円(2セット) |
メリット・デメリット
- 安さが最大の魅力
- 1サイズで24~30cmまで対応可能
- 横軸に伸びない
- 甲のホールド力が少ない
【◯安さが最大の魅力】
1つあたり300円ほどとかなりリーズナブルです。木製シューキーパーだと安くても2,000円はするので、極力安くしたい方にとてもおすすめです。
【◯1サイズで24~30cmまで対応可能】
24~30cmまで一つのシューキーパーで対応可能です。そのため、他の靴にも入れたい時や家族の靴にも入れたい時などにもこのシューキーパーがあれば対応できます。
ここの穴の位置でサイズを調整可能です。
【×横軸に伸びない】
横のスプリングがないタイプ。特に横幅が広い靴にはフィット感がイマイチです。
【×甲のホールド力が少ない】
甲の高いところまではパーツがないので、甲のホールドは期待できません。
スニーカーに入れてみた
アイリスオーヤマのシューキーパーを入れた状態と、入れていない状態を比較しました。
【全体】
シューキーパーを入れることでつま先の反り返りがなくなり全体的にピンと張った状態になりました。
【履きジワ】
シューキーパーを入れることで履きジワが目立たなくなりました。ただし、横幅が広い靴の場合履きジワがそこまで伸びないので注意してください。
【甲】
甲の高いところまでパーツがないので、甲のホールドは期待できません。
【カカト】
シューキーパーを入れることでカカトが張りました。カカト部分もシューキーパーを入れていない状態だと徐々にクタっとしてしまい、カカトが浮きやすくなることもあります。
【ボールジョイント】
横軸のスプリングがないので、ボールジョイント(親指と小指の付け根部分)に空間があります。空間がないのが理想ですが、履きジワは伸びていたのでこの靴にはセーフかな。
以上のように甲とボールジョイントのフィット感に欠点がありますが、ある程度の形状維持の効果は期待できます。安くて対応サイズが幅広くて便利なシューキーパーです。
スニーカーのシューキーパーの使い方
入れるタイミング
家に帰ったらすぐに入れましょう。一晩置いてから入れる人もいるようですが、すぐに入れて問題ありません。
雨に濡れた後の入れ方
雨に濡れてしまった場合は、すぐに入れるとカビの原因になりますので注意が必要です。以下のような手順でシューキーパーを入れましょう。
- ブラシで汚れを払う。軽くクリーナーで汚れ落としするとなお良い。
- 風通しの良いところ(屋外もしくはリビング)でキッチンペーパーなどを入れて一晩自然乾燥。濡れ方によってはキッチンペーパーを入れ替える。
- 朝起きて靴の中があらかた乾いていたらシューキーパーを入れる。
補完する時・入れっぱなしにする時の注意点
シーズンオフなどで補完する時など、シューキーパーを入れっぱなしにする場合は以下のことに気をつけましょう。
- サイズがあっているシューキーパーを入れること
- 濡れた状態で補完しないこと
- 箱に入れる場合でも、下駄箱に入れる場合でも半年に一度はシューキーパーを抜いて陰干しすること
スニーカーにシューキーパーを入れること関する様々な疑問や意見
スニーカーにシューキーパーはいらない?
結論から言うと、大切に長く使いたいなら入れたほうがいいです。詳しく説明していきます。
まずはシューキーパーの役割を把握しよう
シューキーパーには以下のような役割があります。
- 靴の履きジワを伸ばすことができる
- 靴の形崩れを防止することができる
- 靴の消臭ができる
- 靴の除湿・乾燥ができる
こんなスニーカーにはシューキーパーを入れよう
役割を参考にしつつ、シューキーパーを入れた方がいい靴はこちらです。
- 履きジワからひび割れる可能性があるレザースニーカー
- 素材関係なく気に入っていてきれいに長く履きたいスニーカー
どんなスニーカーであれ、シューキーパーを入れた方が型崩れせずに使用できます。木製シューキーパーであれば除湿や消臭効果も期待できます。
大切に長く使いたいのであればシューキーパーを入れましょう。
定番のスニーカーにも入れた方がいい!
シューキーパーを入れるとどのような効果があるか、定番のスニーカーを例にあげてみました。
【コンバースのオールスター】
ソールのラバー部分(歩くと屈曲する部分)が割れることがありますが、シューキーパーを入れることで軽減できます。
【アディダスのスタンスミス】
合皮・本革・リサイクルレザー全てにおいて、履きジワ部分からのひび割れの可能性がありますが、シューキーパーを入れることで軽減できます。
こんなスニーカーには入れなくてもいい
私は唯一シューキーパーを入れていない靴があります。
それは、ランニングシューズです。アッパーが化学繊維などのメッシュ素材でできているし、ソールの反り返りの変化がなく形状が維持されるからです。
シューキーパーを入れると伸びるのが心配
シューキーパーを入れることで靴が伸びてしまわないか心配な方。
靴のサイズにあったシューキーパーを入れることで伸びる心配はありません。逆にキツキツのサイズを入れると型崩れを起こしてしまうので気つけましょう。
また、バネタイプのシューキーパーはテンションが強くて型崩れに繋がってしまいます。バネタイプのシューキーパーは避けましょう。
まとめ
大切に長く履きたいスニーカーにはシューキーパーを入れましょう!
スニーカーにおすすめのシューキーパーはこちらの3つ。
どの靴にも合う汎用性の高い木製シューキーパーが欲しい方におすすめ!
- 木製で吸湿・消臭効果も期待できる
- ホールド力が高く履きジワをしっかり伸ばしてくれる
- どの靴にも合う汎用性の高い形状
- 甲のホールド力が少ない
甲のホールドもしっかりしている本格シューキーパーが欲しい方におすすめ!
- 木製で吸湿・消臭効果も期待できる
- 甲のホールド力に優れている
- 甲が低い靴には合わないこともある
とにかく安いシューキーパーが欲しい方におすすめ!
- 安さが最大の魅力
- 1サイズで24~30cmまで対応可能
- 横軸に伸びない
- 甲のホールド力が少ない
以上、大切なスニーカーにはシューキーパーを入れてきれいに長く使いましょう!
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