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履く前に!革靴の最初の手入れ方法【永く履くための必須事項!】

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履く前に!革靴の最初の手入れ方法【永く履くための必須事項!】

新品の革靴を履く前の最初の手入れ方法(プレメンテナンス)を紹介します。

革靴は手入れ次第で持ちが変わります。そして、履く前の最初の手入れをしっかり行うことで、革靴を永く履くためのスタートダッシュを切ることができます。

アッパーの手入れだけでなく、ソールに関してなど様々な箇所について記載していますので、ぜひ参考にしていただき、いい靴を永く履くお手伝いができればと思います。

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目次

革靴の最初の手入れ方法(プレメンテナンス)

新しい靴を履く前に手入れをする理由とメリット

購入したばかりの新しい革靴は革が乾燥している場合が多いです。

なぜなら、靴が工場で製造され、店舗で販売され、手元に届くまで箱に入れられたまま何ヶ月も経っている場合が多いからです。特に紳士靴はトレンドの移り変わりが激しい婦人靴と比べて、商品の入れ替わりが少ないので販売されるまでに1年以上経っている在庫も少なくはないはずです。

乾燥している新品の革靴は手入れをしてから履くことで、「ひび割れ」と「染み」を防止できます。

ひび割れを防止できる

乾燥している靴を履くと深く履きジワが入り、そこからひび割れてしまいます。また、革の乾燥だけではなく、劣化・硬化した古いクリームが革を傷めてひび割れをひどくします。

そこで、乾燥した革靴を履く前に手入れすることで革に潤いを与え、古いクリームを取り除きひび割れを防止できます。

染みを防止できる

乾燥している革は水や油などの汚れを吸収しやすい状態なので、クリームやオイルなどで潤いを与えることで染みを防止できます。

ブラックやダークブラウンなどの濃い色であれば染みは目立ちにくいですが、ライト〜ミドルブラウンの靴は特に気をつけましょう。

必要な道具

革靴の最初の手入れに必要な道具
  • シューキーパー
  • ブラシ
  • クリーナー
  • 栄養クリームやオイル
  • 艶出しクリーム
  • ネル布

シューキーパー

革靴の型崩れやひび割れを防止するために靴に入れておく必要があります。新品の状態から入れておくのがベストです。

木製のシューキーパーであれば、消臭効果や吸湿効果もあるので、木製シューキーパーをおすすめします。

おすすめのシューキーパーは「コロニル アロマティックシダーシューツリー」です。どんな形の革靴にも合いやすく、万能な木製シューキーパーです。シューキーパーを取り出しやすい持ち手の形状もおすすめのポイントです。

ブラシ

ブラシは手入れの手順によって使い分けが必要です。

【馬毛ブラシ】

適度なコシがあり毛足が長めの馬毛ブラシは、靴の表面のホコリを落とす時に使用します。靴の手入れには必ずと言っていいほど登場するマストアイテムです。

「コロニル 馬毛ブラシ」は毛の長さや毛の密度が十分あり、やや大きめでブラッシングしやすいのでおすすめです。

【豚毛ブラシ】

馬毛ブラシよりコシが強く毛足も短めな豚毛ブラシは、クリームを馴染ませるために使用します。クリームの色に合わせて使い分けが必要です。

「コロンブス ジャーマンブラシ5」はコンパクトな形状で小回りが効き、リーズナブルで買い揃えやすいのでおすすめです。

【ペネトレイトブラシ】

クリームを塗るときに使用します。指や布を使っても塗ることができますが、均一にムラなく塗れて、細かい部分にも毛先が入るのがおすすめの理由です。

クリーナー

汚れや古いクリームを落とす時に使用します。新品の最初の手入れにも使用しましょう。クリーナーで落とさずにクリームを塗り重ねるとクリームが硬化して革のひび割れに繋がるため、手入れ時には必ずクリーナーを使いましょう。

「ブートブラック ツーフェイスローション」は水性と油性両方の汚れを落とすことができ、クリームに含まれる蝋分もしっかり落とすことができます。

艶出しクリーム

補色・艶出し・栄養補給の効果があるクリームです。仕上げに使用します。

「M.モゥブレィ シュークリームジャー」は伸びが良くて使いやすく、展開色が豊富でおすすめのクリームです。

栄養クリームやオイル

一つ前の「艶出しクリーム」とは別に、新品の乾燥した靴に栄養分・油分を多めに補給するために使用します。

「M.モゥブレィ デリケートクリーム」は財布やバッグなど革製品全般に使える無色の万能な栄養クリームです。靴磨きが好きな人の多くの方が持っている超定番商品です。

「タピール レーダーオイル」も新品の靴の栄養補給にもってこいのアイテムです。比較的高価かつ品切れが多いので、もっと丁寧に手入れしたい方におすすめです。

ネル布

起毛している柔らかい布で、クリーナーやクリームを塗った後の乾拭きに使用します。私はいつも、クリーナーを使う時にはTシャツの切れ端などいらなくなった布、乾拭きにはネル布を使い分けています。

「但馬屋 白ネル 300番」は10cm単位で注文でき、指に巻きやすい厚みなのが魅力です。靴磨き用で売られているカットしてあるネル布と比べかなりリーズナブルです。私はいつもこれを8cm×60cmくらいで自分で切って使用しています。

手入れの方法

革靴の最初の手入れの手順
  1. シューキーパーを入れる
  2. 馬毛ブラシでホコリを落とす
  3. クリーナーで汚れ落とし
  4. 栄養クリームやオイルで栄養補給
  5. 豚毛ブラシでクリームを馴染ませる
  6. 艶出しクリームで補色と艶出し
  7. 豚毛ブラシでクリームを馴染ませる
  8. ネル布で乾拭き

新品の靴の最初の手入れのポイントは「4:栄養クリームやオイルで栄養補給」です。そのほかは基本の手入れとは変わりません。

1:シューキーパーを入れる

シューキーパーを入れて靴全体の形を整えます。新品の靴はソールの屈曲も履きジワもないので、シューキーパーを入れてもそこまで見た目は変わりませんが、一度履いた靴であればシューキーパーの重要度はさらに高まります。

また、靴紐も外しておくと羽根部分も含めて丁寧に手入れが可能です。内羽根の靴は一番下の紐は取らなくても大丈夫です。かんぬき止め(一番下の細い糸)を傷めてしまうことがあるためです。

2:馬毛ブラシでホコリを落とす

馬毛ブラシで靴全体のホコリを落とします。新品の靴にホコリは付いていないと思うかもしれませんが、念のためブラッシングをしましょう。適度なコシがあり、毛足も長めな馬毛ブラシはホコリ落としに最適です。

3:クリーナーで汚れ落とし

クリーナーを指に巻いた布に取って靴を拭いていき、古いクリームを落とします。布はTシャツの切れ端を使っています。水分を吸いやすい布が最適です。

この時カカトの内側からスタートさせることで、万が一革とクリーナーの相性が悪い場合被害を最小限に抑えることができます。

クリーナーで拭く回数は3~4回程度で十分です。「靴の内側→靴の前部分→靴の外側」の順番に「布の面を変えてクリーナーを付け直して拭く」を1回ずつ計3~4回に分けて行いましょう。

4回クリーナーで拭きました。適量のクリームが塗られていればこれくらいの色が付きます。仮にもっとベッタリとクリームが取れた場合、画像の色の付き具合になるまで拭き取りましょう。

4:クリームやオイルで栄養補給

栄養クリームを靴全体に塗っていきます。布・ペネトレイトブラシで塗ってもいいですが、無色で蝋分の少ないデリケートクリームは指で塗ることが多いです。

取る量は多めで大丈夫です。デリケートクリームはシミになりにくく、革に浸透しやすいのでたっぷりめに塗って問題ありません。

クリーナー同様にカカトの内側から塗りましょう。

ライニング(靴の裏側)にも塗ることで革が馴染みやすくなります。

ライニングに塗る箇所は、親指の付け根から小指の付け根にかけた靴が屈曲する部分のみでいいでしょう。

レザーソールであればアウトソールにも塗り込みましょう。

補足:オイルの手入れ

デリケートクリームではなくレーダーオイルを使った栄養補給でさらに革が柔らかくなります。また、この場合オイルの定着のために一晩寝かせる必要があります。詳しくはこちらを参考にしてください。

5:豚毛ブラシでクリームを馴染ませる

豚毛ブラシで塗り込んだクリームを革に馴染ませます。少し力を入れてガシガシとブラッシングしましょう。

6:艶出しクリームで補色と艶出し

艶出しクリームで補色と艶出しを行います。(無色のクリームでも構いません。)ペネトレイトブラシにつけて靴全体に塗り込みます。取る量は米粒2粒程度で、片足に1~2回が適量です。

艶出しクリームもカカトの内側からスタートします。

革の継ぎ目の部分や、アッパーとコバの隙間部分にも毛先を入れてしっかりと塗ります。

7:豚毛ブラシでクリームを馴染ませる

クリームを靴全体に馴染ませるために、コシのある豚毛ブラシでブラッシングします。クリームを塗った後のマットな質感から艶のある質感になるまで行いましょう。

8:ネル布で乾拭き

余分なクリームを落とすためにネル布で乾拭きをします。汚れ落としにはTシャツの切れ端を使いましたが、ネル布の方がソフトで磨くと艶が出やすいです。

布に色がほとんどつかなくなり、表面がサラサラになるまで、面を変えながら繰り返し乾拭きを行ってください。

最後に紐を通して完了です。革がしっとりとして艶が増しました。

紐の通し方がわからなくなった方はこちらの記事を参考にしてください。

手入れ以外に履く前にすると長持ちする方法

トゥスチールを付ける

レザーソール限定ですが、トゥスチールを付けるとつま先の減りを防止できます。

これは自分で行うのは難しいので靴修理の店に持って行きましょう。3,000~4,000円くらいで修理が可能です。

トゥスチールを付けない場合はこのようにつま先方アウトソールが削れてしまいます。特にソールの反り返りが少ないグッドイヤーウェルト製法の靴は顕著です。

ちなみにトゥスチールを付けないでつま先が減ってしまった場合はゴムやレザーを貼って修理は可能です。また、少しの減りであればトゥスチールの取り付けも可能です。

シワ入れをする

足の指の屈曲部分には必ずシワが入ります。この履きジワは靴を履き下ろした時に初めて付き、シワの箇所を変えることはできません。

ただし、指の屈曲部分とは違うところにシワがついてしまう場合があります。横幅や甲に余裕がある場合は特にこのようなことが起こりやすいです。

指の屈曲部分とは違うところにシワがつくと、その部分が足を噛んでしまったり、深くシワが入ってしまうことがあります。

そこで、変なところにシワが入らないためにシワ入れをすることをおすすめします。方法は2つあります。ちなみに指の屈曲部分に平行に2つのシワが入っていると綺麗なシワに見え、シワが足を噛んでしまうことが少ないように思います。

シワ入れの方法1:靴下を2~3重に履いて歩く

靴下を2~3重にして靴を履きパンパンのフィッティングの状態で15分程度歩きます。これにより指の屈曲部分のみに綺麗なシワが入ります。

シワ入れの方法2:ペンを当ててシワをつける

ペンで指の屈曲部分を押さえながら、カカトを上げて靴を曲げることでシワが入ります。こちらの記事が参考になります。

最後に:履き始めた後の手入れ方法

新品の靴の最初の手入れについて紹介しました。

毎日の手入れ方法、基本の手入れ方法、雨の日の手入れ方法など、様々な場面で使える革靴の手入れ方法をこちらの記事で紹介しています。

初めて革靴を購入した方や、今まで丁寧な手入れをしてこなかった方は、これからの革靴の手入れの参考にしてください。

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