ジュエルのヴィオラを購入しました。
今まで存在は知っていたものの、パッケージが地味なせいか何となく手に取らずにいました。
早速結論ですが、
実際に使用してみた上で、ヴィオラの特徴をまとめるとこのようになります。
- 深いツヤ感
- 容量少なめ価格も抑えめ
- 色が豊富(特にブラウン系)
クリームの使用感、価格を考えるとかなりおすすめです!
クレム1925をメインに使用していましたが、今後はヴィオラでいいと思ってしまいました。
ベタ褒めしていますが、詳しくご説明していきます。
ジュエルとは?ヴィオラとは?
知名度が高くないので、まずは「ジュエル」と「ヴィオラ」についてご説明します。
株式会社ジュエルというシューケア製品のメーカー
大正12年(1923年)に創業(当時は「八千代商会」)。
創業当初から靴クリームの製造・販売を行っていたようです。
もうすぐ創業100年という長い歴史をお持ちの会社です。
本社は池袋にあるようです。
ヴィオラというブランド
株式会社ジュエルのシューケアブランドの名前が「ヴィオラ」。
このヴィオラは元々、株式会社品川油化研究所の持っていた商標でしたが、平成4年に株式会社ジュエルが事業継承をして現在にいたるようです。
ジュエルは当時自社の靴クリームの品質に問題があったようで、この事業継承によって品質が向上したとのこと。
調べてみるとそんな歴史がありました。いやー面白い。
参照:http://www.jewelweb.jp/pages/history.html
ヴィオラのシュークリームの特徴
スペック概要
塗りやすさ | |
磨きやすさ | |
艶の強さ | |
着色力 | |
香り | 柑橘系のまろやかな香り |
色展開 | 42色 |
容量 | 35ml |
価格(税込み) | 880円 |
10mlあたりの価格 | 251円 |
原産国 | 日本 |
色も豊富、容量は少なめですが1,000円を切る価格なので、様々な色を気軽に試せますね。
下でさらに詳しく説明します。
色素は染料のみ使用
染料は革の中に浸透し、顔料は革の表面に付着します。
なので染料ベースの靴クリームは、革本来の風合いを保ちつつ着色できるという特徴を持っています。
同価格帯の靴クリームで染料ベースといえば「モゥブレィのシュークリームジャー」があります。
とあるシューケアの大ベテランの方も仰っていましたが、シュークリームジャーよりヴィオラの方が着色力があるとのこと。
乳化剤の量を抑えて固形分が多い
公式HPには固形分が多く、水分や有機溶剤の含有量が少ないせいか
「伸びが今ひとつ」「ビンの蓋を開けっ放すとすぐダメになってしまう」と書いてありました。
デメリットを会社自ら書いていましたが、メリットとしては
固形分が多いおかげでシュークリームジャーよりヴィオラの方が着色力が強いのだと思います。
ブリキのフタとガラス容器
パッケージの素材は高級感があります。
フタを取るときに出る、ブリキとガラスが擦れた「シュッ」っという音が好きです。。。
容量少なめ価格抑えめ
ヴィオラは35gで800円
シュークリームジャーは50gで900円
クレム1925は75gで2,200円
アーティストパレットは35gで2,000円
容量が少なく、価格も抑えめなのでいろんな色を試せていいと思います。
実際クレム1925ほどの容量があると使い切らない内に、乾燥してしまうこともありますからね。
42色と豊富な種類
42色と豊富で、変わった色だと「レモン」「ライトグレー」なんかもありますが、茶系の色が多いところが魅力です。
微妙な色の違いの茶があると、爪先部分だけ少し濃い色を入れたりなど、靴磨きが楽しめます。
私は今回「ブラック」と「ウィスキー」を購入しました。
この靴は無色を使うことが多かったのですが、これからはウィスキーで育てていきます。
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色一覧
黒/茶系
ブラック/ディープブラウン/ダークブラウン/セピア/ダークバーガンディ/ダークオーク/コーヒーブラウン/チェスナット/ブラウン/ライトブラウン/ コニャック/チョコブラウン/レッドシダー/サンド/モカ/カーキ/ウィスキー/キャメル/ダークキャメル/ニュートラル
赤・青・グレー系
レッドブラウン/グレイスレッド/ボルドー/ローズワイン/レッド/パープル/ブルー/ダークブルー/ネイビーブルー/グレー/ ライトグレー
黄・緑・白系
レモン/ダークカーキ/オフホワイト/ベージュ/カジュアルベージュ/アイボリー/ダークベージュ/シャンペン/ダークグリーン/ライトグリーン/ オリーブグリーン
ヴィオラのシュークリームの使用感
乳化性でツヤが強めのイングリッシュギルド・ビーズリッチクリームと使用感を比較してみました。
案外伸びは良い
伸びが悪いと公式HPにも書いてありましたが、悪くないです。塗りやすかったですよジュエルさん。
ビーズリッチクリームの方が伸びは悪かったです。
深いツヤ感
ビーズリッチクリームよりツヤが強かったです!
写真では分かりづらいと思いますが、ヴィオラはより深く強いツヤが出ました。
クレム1925がツヤが簡単に出るし、上質な香りも好きなので愛用しているのですが、今後はヴィオラでもいいかもしれません。
特別さらさら感はない
ビーズリッチクリームはサラサラするのが特徴ですが、そう言ったサラサラ感はありません。
しかし、ブラッシングと乾拭きをしっかり行えば何の問題もありません。
着色力も十分
黒に黒、ライトブラウンにウィスキーを使ったのでわかりづらいのですが、着色力も十分と感じました。
着色力に関してのビーズリッチクリームとの比較は難しいところです。おそらく同等かなと。
以上のように比較しましたが、トータル的にヴィオラに軍配が上がりました。
もちろんビーズリッチクリームもいいクリームですよ。詳しくはこちら。
ヴィオラのシュークリームの評価、まとめ
ヴィオラの特徴をまとめるとこのようになります。
- 深いツヤ感
- 容量少なめ価格も抑えめ
- 色が豊富(特にブラウン系)
クリームの使用感、価格を考えるとかなりおすすめです!
今まで使ってこなかったことを後悔です。
とあるシューケアの大ベテランの方がクレム1925を買うならヴィオラを3つ買うと仰っていましたが、その意味がわかりました!
私自身クレム1925を何色か揃えていましたが、今後はヴィオラで揃えて行こうと思います。
良い靴クリームに出逢えました!
ヴィオラ含めおすすめの靴クリームをまとめていますので、他の靴クリームも知りたい方はこちらもご覧ください。
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