ブートブラックのリッチモイスチャーを手に入れました!2018年春頃に発売されたまだまだ新しいシューケア用品。
リッチモイスチャーを革の硬さが気になった靴に塗ったら柔らかくなって問題解決しました!使い心地に感動しました!どんな点が良かったのか初めに言います。
リッチモイスチャーの良いところ
- 革がしなやかになる
- 伸びがよくて使いやすい
- 無臭
詳しく解説していきます。
ブートブラック(BootBlack)とは
【BootBlack】
イギリスの古い言葉で、「靴磨きをする人」を意味します。
昔、革靴が黒のブーツタイプしかなく磨くことにより黒さをアップさせたことから、このように表現されたと言われています。
【松戸FACTORY】
コロンブスの靴クリーム・クリーナーのすべてを生産している松戸FACTORY。
そこには創業以来90年もの長きに渡ってお客様と築き上げた靴仕上げ剤や靴クリームに関する実績とノウハウがぎっしりと詰まっています。
もちろん”BootBlack”も松戸FACTORYで生産しています。
【伝統を今に生かす、プレミアムシューケアの提案】
タンナー様から靴小売り店様にいたるまで、すべての皮革関連業態に90年以上の長きに渡り、靴仕上げ剤・靴クリームを提供してきた株式会社コロンブスが、その知識と開発力を結集して作り上げた、ジャパンメイドのニューブランド”BootBlack”シリーズ。靴がその存在感を主張し始めた昨今、お客様一人一人のご要望を具体化し、オリジナルな靴を作り上げるために活動している当社”トップシャイニスト”の独自の判断基準を採用し、「磨きのプロ達」が創りあげた、それが”BootBlack”シリーズです。
リッチモイスチャーの成分

【成分】
- ろう
- 油脂
- 乳化剤
- 水
【種類】
- 乳化性
【油脂の成分】
- 天然アルガンオイル・・・革の繊維に素早く浸透しし、栄養と柔軟性を与える。
- マカダミアナッツバターとヒマワリバター・・・ゆっくりと革に馴染むことにより潤いを与え、なめらかな感触を保つ。
- 植物性ワックス(カルナバ)・・・革の表面に薄い保護膜を作り、自然なツヤを持続させる。
なんと、化粧品として使われる天然アルガンオイルを配合している!!栄養が豊富で人間の肌に良いとされるアルガンオイル。なめした革にも良いに決まってますね。
アルガンオイルはモロッコに生育するアルガンツリーの実が原料で、30キロの実から1リットルほどしか採取できないそう。人の肌に対する効果としては
- 皮脂の成分によく似ていて保湿性が優れている
- ビタミンEやオレイン酸などがアンチエイジングに効果あり
美容オイルとして販売されている商品では50mlで1,500円ほどします。つまり、リポビタンD(100ml)の半分の量です。高級ですね〜。
使ってみた
屈曲部分が足に食い込んで少々痛みがあった、こちらのバーウィックのダブルモンクに使ってみました。

ケア方法
①シューキーパーを入れる
革靴には必ず入れて欲しいシューキーパー。今回のケアの悩みは屈曲部分のアタリなので革がしっかり伸びるようなぴったりサイズのシューキーパーを入れます。
②馬毛ブラシでホコリや汚れを払う
③クリーナーで古いクリームや汚れを拭き取る
④リッチモイスチャーを塗布
①〜③の基本作業をしたらいよいよリッチモイスチャーの出番!


このトロッとした質感!正にリッチな雰囲気が漂っています。コロンブスの方に聞いたんですが、初めは一般的な乳化性クリームの容器に詰める予定でトロッと感が少ないものだったようです。
この質感があってか伸びが良くて塗り込みやすいです。
靴全体に塗り込んでいきます。悩みの屈曲部分にはシワの方向に沿ってしっかり塗ります。
⑤1日寝かせます
⑥ブラッシングと乾拭きで仕上げ
一日寝かせて触ってみると、すごくしっとりとしていました!
ケアが終わり履いてみました!

屈曲部分が足に当たって痛みがあったのですが、当たりが軽減され痛みがなくなりました!
すごく革がしなやかになっています!
しなやかになったのがクセになったのでコードバンの財布にも塗ってみました。


柔らかくなって触り心地がよく、財布を使う時が楽しみになります!
リッチモイスチャーは無臭なので小物に使用してもにおいが気にならないのも良いところです。
他のクリームと比較してみた
比較
①サフィールのユニバーサルローション(乳化性)

革全般に使えてこれ一本で”汚れ落とし→保湿”までできて便利なクリーム。油脂の成分は「ビーズワックス」と「ホホバオイル」。
【比較】
おそらくリッチモイスチャーと成分が似ているこちらのユニバーサルローション。便利なクリームなんですが、匂いが苦手で最近あまり使ってません。リッチモイスチャーは匂いがないのでその点で使いやすかったです。また、革をしなやかにする役割はリッチモイスチャーの方があります。
②デリケートクリーム(乳化性)

靴磨きをする方はみなさん持っているはず。保湿用としてや汚れ落としとして使用する方も多いです。
【比較】
質感がリッチモイスチャーと似ているこちらのデリケートクリーム。リッチモイスチャーの方が油分が多く含まれていると思います。デリケートクリームもトロッとした質感ですが、それに油分がプラスされたものがリッチモイスチャーと言ったところでしょうか。
革を柔らかくしたい場合、いつもデリケートクリームを使っているパートをリッチモイスチャーに変えるといいでしょう。
③タピールのレーダーオイル

成分は「オイル」と「酢」です。油分を加えたい時の王道商品。
【比較】
汚れ落としの役割もありますが、名前のとおり「オイル」なので革を柔らかくする役割が強いです。革にスッと浸透するため思わず塗りすぎてしまうことがあります。リッチモイスチャーはたっぷり塗ってしまってもオイリーになるほどオイル成分は多くないのでそんな心配はいりません。プレメンテなどレーダーオイルのパートをリッチモイスチャーに変えてもいいと思いました。
今回紹介したシューケア用品はこちら↓
結論
リッチモイスチャーは
デリケートクリームより油分が多くて、レーダーオイルほどオイリーじゃなくて、ユニバーサルローションっぽくもあるクリーム
すごくいいけど一つ欠点!
クリームが出てくるスピードが遅い!容器を斜めにしてクリームを取り出すのですが、なかなか落ちてきません。また、取りすぎたら容器に戻せないので分量調節が難しいです。せっかちな僕にはちょっとイラっとしてしまうポイントです。。。
でも、革がしなやかになり、無臭で、伸びが良くて使いやすいので超オススメします!!
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